大豆ミートがメジャーになってきた

2021年のトレンドグルメの1つとして選ばれてから、テレビや雑誌で引っ張りだこの「大豆ミート」

肉の代替品というイメージだった大豆ミートが、肉・魚のように食材の新しい選択肢となるのでしょうか…。

 まず大豆ミートの原料はもちろん「畑のお肉・大豆」。多くの商品が原材料は大豆のみ、とした商品を打ち出しています。大豆の油分を搾油し、加熱・加圧・乾燥させて作られ、繊維状に加工して、より肉の食感に近づけているそうです。

ちなみに大豆ミートは約70~80gで丸大豆100g相当になります。肉と比べてカロリーは1/2~1/4程度。脂質に関しては、部位にもよりますが、脂質の多い鶏もも肉と比較して1/14程度。それでもたんぱく質の量は肉と変わらないのです。

たんぱく質には「動物性」「植物性」この両方を摂るのが良いとされているので、こんなに嬉しいことなないですね。さらに低糖質でコレステロールフリー、食物繊維も豊富。女性に嬉しい大豆イソフラボンも多く含まれます。大豆イソフラボンは、コラーゲンを増やしてくれる働きや、新陳代謝を高めてくれる効果が期待できます。

カルシウム・カリウム・鉄分などのミネラルも含まれ、糖質の代謝を助けるビタミンB群も含まれます。大豆は現代人に足りていない栄養の宝庫で、尚且つヘルシーであることは多く知られていることです。それにも関わらず大豆は毎日の食卓に欠かせない・・・というわけでもなく、むしろなかなか食すことがないのは、調理方法に手間がかかるからと献立に取り入れにくいからですよね。もっと気軽に美味しく大豆が食べられたら・・・と思う方に、大豆ミートはおすすめです。

 いろいろと注目を集めている大豆ミート、昔は大豆の独特の匂いが気になりましたが、今売られている大豆ミートはその不安が払拭されているそうです。乾燥で売られているタイプは、戻し方が大きなポイント。茹でてから水洗いをするのですが、水の濁りが取れるまでしっかり洗っては絞るを繰り返すと大豆臭が和らぐそうです。最近では茹で戻し無しのレトルトタイプも売られています。

形状はミンチ・バラ肉・スライス・手羽先・もつ肉・ブロックタイプ・フィレタイプなどバリエーション豊富です。食感はほぼお肉です。言われないとわからない、という人が多いのではないかと思いますよ。もはや肉の代替品としてではなく、ひとつの食材として認定されるべき食材です。

筆者の近所のスーパーにも数種類の大豆ミートが陳列されるようになりました。上手に使いこなせるように色々なレシピを検索して練習していきたいと思います!!  



  

参考 「マルコメ ダイズラボ」HP

   「karuna」HP

レシピ「大豆ミートの3色そぼろ丼」「大豆ミートで揚げない唐揚げ

オフィシャルメンバー:滝野香織

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