外はサクサク、中はもっちり! 絶品トーストの秘訣

おいしいトーストが手軽に焼けたら、朝起きるのがちょっと楽しみになりますよね。トーストをおいしく焼く秘訣は2つ。「中までしっかり温めること」と「表面を素早く高温にすること」です。

中までしっかり温める

できたてのパンはふかふかとやわらかく、適度にもっちりしていますが、時間が経つと硬くパサパサします。これは、でんぷんの性質が関係しています。

でんぷんはお米や小麦の主成分で、熱を加えると水分を吸って膨らみ、やわらかく粘り気のある状態に変化します。お米を炊くとやわらかくなりますよね。このような変化を「糊化」といい、パンの中でも起こります。一度糊化したでんぷんをしばらく置いておくと、徐々に水分が離れて、もとの硬い状態に戻ります。パンを袋にいれて密閉しておいても、時間が経つとパサパサになるのは、パンの中に水分が残っていても、でんぷんから離れているためです。これをもとに戻すには、加熱によって再びでんぷんに水分を吸収させる必要があります。パンの中心が80~90℃になるまでよく温めると、でんぷんが十分に糊化してやわらかくなるため、できたてのような仕上がりに戻るのです。

マルチグリルは、上下からの加熱でパンの中心までしっかり温めることができます。冷凍したパンでも中までしっかり温められるので、いつでもおいしいトーストを食べる事ができます。

表面を素早く高温にする

もうひとつ重要なのが適度な焼き色をつけることです。見た目だけでなく、サクサクとした食感や良い香りが食欲をそそります。

この焼き色を作り出すのは、糖とタンパク質による「メイラード反応」です。この反

応は180℃付近でよく進むので、強い熱源で表面を高温にする必要があります。

“表面だけを素早く”というのもポイントです。内部の温度が必要以上に高くなると、水分が蒸発してパサパサになります。グリルから出る遠赤外線は、食品の表面で強い熱を発するので、焼き色の層は薄くサクッと外側を覆い、中はもっちりとしたトーストに仕上がります。このとき、注意しなくてはならないのが

「焦げ」です。焼き色がつく適温と焦げる温度は隣り合わせ。ちょっと温度が上がりすぎると、焦げて嫌な臭いや味がつき、台無しになります。マルチグリルでは、温度センサーが焼き加減を調節してくれるので、自動※で丁度良い焼き色に仕上がります。

また表も裏もムラが少なく焼き上がるので、途中で裏返す手間が無く忙しい朝にはぴったりですね。

※オートメニュー(トースト)については取扱説明書をご確認ください。

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