梅雨に負けない、強い肌を手に入れる食材

そろそろ梅雨のシーズンです。昼夜の温度差が大きい春先の乾燥とほこりによる肌荒れから解放されるかと思いきや、昔から梅雨の時季は皮膚病に注意が必要とされてきました。近年では医療技術や医療知識の一般化により深刻な皮膚病に悩まされるケースも少なくなりましたが、注意しなければならないのは今も変わりません。

ところで、梅雨になると湿度が上がるのでなんとなく保湿ケアを怠りがちになりませんか?多脂、汗によるテカリ、べたつき、かゆみ、ニキビ。一見すると保湿ケアとは無縁な肌トラブルに見えますが、じつは関係があるのです。じっとりとした不快感と相対する保湿ケアの必要性についてお話します。

肌にとって最適な湿度は60~65%。梅雨時季の過度なエアコンや除湿は乾燥を招きます。エアコンの除湿設定は湿度60%程度にして、風が肌に直接当たらないようにすると良いでしょう。また、雨天が続くため日焼け対策を怠りがちになるのもこの季節。突然の晴天による日焼けは思った以上に乾燥とダメージを肌に与えます。

高湿度・高気温に加えて汗をかけば、肌は雑菌だらけで悪環境。さっぱりしたい気持ちから洗顔をし過ぎて余分な皮脂を落としてしまう傾向もあるようです。湿気と汗で毛穴は開きっぱなしの肌をだからこそ、水分と油分のバランスを整え、毛穴を引き締めるための保湿がトラブル回避のポイントになります。ニキビや湿疹に悩む人は過度な保湿には注意が必要ですが、毎日の保湿ケアは変わらず行うようにしましょう。

とはいえ、基本の基本は肌を強く保つこと。それには十分な睡眠と食事が欠かせません。強い肌作りに必要な栄養素はビタミンB群と良質なたんぱく質。これを毎食摂ることが大切です。ビタミンB群には体内の疲労物質を分解する手助けをはじめ、肌荒れ改善、免疫アップや代謝機能の改善と、気候が不安定なこの時期には欠かせない栄養素なのです。ビタミンB群を多く含む食材は、枝豆、納豆、ほうれん草、菜の花、卵、牛乳、豚肉、レバー、マグロ、イワシ、鮭、うなぎ、たらこ、バナナ、アボカド、ナッツ類など。どれもスーパーやコンビニで手軽に手に入りますね。肌だけでなく体調も気持ちも不安定になりがちな梅雨を健やかに乗り切るために、今から食生活を整えておきましょう。

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