食中毒の予防にも!お酢の栄養と期待できる健康効果は?

殺菌力が強い調味料で、保存食をつくるときに重宝されているお酢。このお酢に含まれている主成分「酢酸(さくさん)」には、さまざまな健康効果が期待されています。

このコラムでは、そんなお酢の栄養に関する豆知識をお届け。上手に活用すれば食中毒の予防にもおすすめです。

お酢は栄養たっぷりの調味料

お酢にはさまざまな栄養が含まれています。主な栄養素は、酢酸、炭水化物、ナトリウム。他にもたんぱく質や糖質、脂質なども含まれています。冒頭でも主成分として紹介した「酢酸」は無色で刺激性のある酸味を持つ成分で、殺菌効果があるといわれています。

お酢に期待できる健康効果5つ

健康に良いとされているお酢ですが、ここでは期待できる健康効果を5つピックアップしてみました。

1.食後の血糖値上昇を緩和させる

食後は血糖値が上がりやすく、糖尿病のリスクがあるとされています。大さじ1杯(約15ml)の食酢を食事に摂り入れることで、この血糖値上昇を緩和できる可能性も。たとえば、ピクルスやビネガードリンクなどがおすすめです。

2.高い血圧を下げる効果

お酢には血圧の降下作用が期待できるという研究結果があります。調味料として用いれば、味を損ねずに塩分も減らせるので一石二鳥。目安として、大さじ1杯(約15ml)の食酢をサラダや炒め物に使用するのがおすすめです。

3.内臓脂肪の減少

肥満が気になる方には、内臓脂肪を減らす効果も期待されているお酢の力。そもそも内臓脂肪とは、お腹の臓器周りについた脂肪です。お酢に含まれているアミノ酸や酢酸が脂肪燃焼をサポートしたり、脂肪の蓄積を抑制するといった働きが期待できるとされています。

4.運動後の疲労感軽減

お酢には、運動後の疲労感を減少させる効果も期待できます。とりわけお酢の中でも、飲料に使われやすい黒酢は要チェック。実際に効果があったという研究も発表されているそうです。食酢なら黒酢でなくてもいいので、酢酸を毎日666mgほどを目安に摂取しましょう。

5.食中毒予防など殺菌作用

すし酢などの加工酢も含め、酢酸酸度が1%以上あるお酢は食中毒菌が増殖しにくいといわれています。酸度が高いほど抗菌力があり、食塩と併用するとさらに力が強まるのだとか。酢漬けやピクルス、酢飯を食卓に並べれば、美味しい食中毒対策になります。

野菜や魚をお酢に漬ければ長期保存ができるなど、さまざまなシーンで活躍してくれる万能調味料の「お酢」。食中毒が気になる梅雨の季節は、おうちごはんで積極的に活躍させてはいかがでしょうか。



参考:

【ミツカングループ商品・メニューサイト】

【とば屋酢店公式ブログ】

【株式会社伊藤園】

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