戻りカツオとは?旬のおいしい食べ方と栄養を解説

秋になるとスーパーや鮮魚店で見かける「戻りカツオ」。北の海でたっぷりとエサを食べて南下してくるため、脂がのった濃厚な味わいが魅力です。さらに、たんぱく質やEPA、DHAなどを含む魚としても知られ、旬ならではのおいしさを楽しめるのもポイント。このコラムでは、戻りカツオの特長や栄養、選び方、おすすめの食べ方をご紹介します。旬の味覚をおうちごはんで満喫したい方は、ぜひ参考にしてください。

秋の「戻りカツオ」とは?

戻りカツオとは、春から初夏にかけて北上したカツオが、秋に南下してくる時期に水揚げされるカツオのこと。カツオは1年に2度旬がある魚として知られ、春に楽しめる「初ガツオ」と、秋に旬を迎える「戻りカツオ」があります。

初ガツオは脂が控えめで、さっぱりとした風味。一方で戻りカツオは、三陸沖から北海道周辺で小魚やプランクトンをたっぷり食べながら成長し、脂を蓄えて戻ってくるため、身はしっとりとしており、コクのある味わいが特長。刺身にすると脂の甘みを感じやすく、「トロカツオ」と呼ばれることもあります。同じカツオでも季節によって異なる味わいを楽しめるのは、回遊魚だからこその魅力といえるでしょう。

戻りカツオの栄養を味わう

戻りカツオは、おいしさだけでなく栄養面でも注目される魚です。良質なたんぱく質を含み、血合いには鉄分やビタミンB群、さらにEPAやDHAなどn-3系脂肪酸(=オメガ3)も含まれており、毎日の食生活に取り入れたい栄養素のひとつ。また、秋の戻りカツオは春の初ガツオより濃厚なうま味を楽しめるため、シンプルな刺身でも十分な満足感があり、旬の味わいを感じられます。

戻りカツオのおいしい食べ方

脂がのった戻りカツオは、刺身のように素材のおいしさを活かす食べ方がおすすめ。定番ですが、わさび醤油はもちろん、刻みねぎや大葉、みょうがなど香味野菜をたっぷり添えると、脂のうま味とのバランスがよくなります。さらに香ばしさを楽しむなら、表面だけをさっと焼いた「たたき」も人気。表面の香ばしさと中のレアな食感が合わさり、戻りカツオならではの濃厚な味わいを引き立てます。ポン酢や柚子胡椒でいただけば、後味もさっぱりと楽しめます。

その他にも、カルパッチョやサラダ仕立てにすれば、オリーブオイルやレモンの風味が加わり、洋風のおうちごはんにもよく合う一品に。メイン料理にするなら、少し火を通してレアステーキに仕上げるのもおすすめです。表面を香ばしく焼いて脂のうま味を閉じ込めれば、しっとり食感が楽しめます。

新鮮なカツオの見分け方

スーパーで戻りカツオを選ぶ際は、鮮度にも注目してみましょう。刺身やサクを選ぶ場合は、鮮やかな赤色でツヤがあり、ドリップが少ないものをチェック。切り口が乾燥したり、茶色っぽく変色しているものは鮮度が落ちている可能性があります。一尾で販売されているものは、目が澄んでいて身にハリがあり、背の模様がはっきりしているものを選ぶとよいでしょう。購入後はできるだけ早めに食べることで、新鮮なおいしさを味わえます。



戻りカツオは、脂がのった濃厚な味わいと豊富な栄養が魅力の秋を代表する魚。刺身やたたきはもちろん、カルパッチョやレアステーキなど、さまざまな料理で旬のおいしさを楽しめます。9月から10月にかけてスーパーでも見かける機会が増えるため、ぜひ季節の食材として食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。旬だからこそ味わえる戻りカツオのおいしさが、贅沢なおうちごはんを演出してくれるはずです。

参考:

【東京都中央卸売市場】

【KATSUO LIFE HACK】

【京料理本家 たん熊】

【久礼大正町市場 山本鮮魚店】

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