「スパイス」という言葉を聞いたとき、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?
馴染みのある黒こしょう?唐辛子?
スパイス売り場をのぞいてみるとその種類はとても豊富!なにをどうしたらいいのかと、つい迷ってしまいます。
作りたい料理のために思いきって慣れないスパイスを買ったはいいけど使い道がわからずそのまま数年……、なんて残念なことも起こりがち。
けれどもスパイスには風味付けにとどまらない魅力がたくさんあるんです。
今回は「ケイパー」の魅力と使い方をご紹介します。
■ケイパーの特徴
ケイパーは「ケッパー」や「ケーパー」とも呼ばれています。フウチョウボク科の植物のつぼみで、塩漬けや酢漬けにされた状態で売られているのが一般的です。プチっとつぶれるような食感と酸味があるのが特徴的
■ケイパーの効能
ケイパーは強力な抗酸化作用をもつポリフェノールのフラボノイド化合物の仲間、ルチンやケルセチンを多く含みます。アクセント程度に料理に加えるスパイスですので、量を食べるものではありませんが、小さくても実は働き者なのです。
■料理との合わせ方
◇タルタルソースに◇
タルタルソースを作る時の定番と言えばきゅうりのピクルスですが、きゅうりの代わりにケイパーを入れるのもおすすめです。酸味と食感がいいアクセントになります。
◇生魚と合わせて◇
ケイパーは生魚との相性がとても良いスパイスです。サーモンサラダにのせたり、白身魚を和えて作るセビーチェに加えると料理のアクセントになります。
◇プッタネスカ◇ ケイパーを使ったレシピ
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
プッタネスカとは、ケイパーやアンチョビ、オリーブ、唐辛子などが入ったイタリア・ナポリを代表するトマト系パスタの一つ。独特な味わい同士がうまく調和して、刺激的な大人な味のパスタです。
◇サラダに
サラダのトッピングに加えても酸味が加わっておいしくいただけます。ドレッシングの酸味を控え目にしてケイパーを加えると全体のバランスが良くなります。粒のまま食べるのが苦手な場合は、細かく切ってドレッシングに混ぜてしまうのもおすすめです。
どこかで食べた記憶はあるけど、自発的にケイパーを買う機会があまりなかった……という人、料理の幅を広げるスパイスですので見かけた時はぜひお試しください。
魅力的なスパイスの世界。次回をお楽しみに。
参照:Nutrition And You.com