映画と料理のおいしい関係

映画を見ていると、そこに出てくる料理にすごく惹かれることがありませんか?

天空の城のラピュタでシータが食べる目玉焼きを乗せただけのトースト。通称『ラピュタトースト』と言われていますが、なんてことのない、そのトーストのおいしそうなこと!

映画ではありませんが、幼い頃には『ドラえもん』のアニメ中でドラえもんやのびたがおいしそうに食べていた「きんつば」が無性においしく見えたものです。

今回は、そんな映画と料理のおいしい関係をご紹介します。

グランブルーのパスタ

私が映画で印象に残っているのが、グランブルーで出てきたパスタ。ジャン・レノ演じるエンゾが、「ママンのパスタは最高なんだよ!」と言いながら豪快に食べるその姿はとても印象的。

ママンに隠れてお店で食べていたスパゲティもおいしそうで「どのようなパスタだろう?」と想像をめぐらしたものです。ちなみに、このパスタの名前はスパゲティ・デル・マーレ。海鮮類をふんだんに使ったパスタです。海のそばでこのパスタを食べるシーンは、それはそれはおいしそうに見えたものです。

スパゲティ・デル・マーレ

スパゲティ・デル・マーレ

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ゴッドファーザーのチキンカチャトーレ

ゴッドファーザーでは、強面の男たちが出てくる迫力あるストーリーの中で出てくる食事シーンが印象的。おいしそうに描かれているというわけではないのですが、女性たちがキッチンで作っている「チキンカチャトーレ」という、聞いたことのない料理。

初めて映画を観た時は、大きな容器の中にたっぷりと作られたその料理がどのようなものかに思いを馳せました。馴染みのない『カチャトーレ』という名前は、イタリア語で『猟師』を表すそう。つまり、この料理は鶏肉の猟師風ということで鶏肉の煮込み料理。イタリアでは定番の家庭料理だそうです。

チキンカチャトーレ

チキンカチャトーレ

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飯島奈美さんのお料理たち

日本の作品で注目するなら、映画のフードスタイリストとして有名な飯島奈美さん。「かもめ食堂」や「南極料理人」など、おいしそうな料理がこれでもか、と出てくる作品に多数関わっています。

そんな飯島奈美さんが料理を手掛けたものの中の一つ、『深夜食堂』。ドラマが人気で映画化されたのですが、観ている間にいろいろと食べたくなって仕方がない映画です。映画の中に出てくるのはナポリタンやとろろご飯といった家庭料理なのですが、とにかく魅力的に映るのです。飯島奈美さんは、映画の料理本も出されているので、作りたいと思ったら再現できるのもうれしいところ。

映画と料理の美味しい関係、いかがでしたでしょうか?このように、映画を通じて知らなかった海外の新しい料理を目にして憧れを抱いたり、いつもの料理を目にして「やっぱりこれこれ」と思ったり。

秋の夜長、映画と一緒に、その中に出てくるおいしそうな料理の再現も試してみると映画がより一層楽しめますよ。

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