和菓子の魅力に再注目

最近和菓子を食べていますか?

スナック菓子が簡単に買える昨今、凝った和菓子を口にする機会は減っているのではないでしょうか。そんな和菓子ですが実は今、世界的にも大変注目を浴びているお菓子なのです。今回は、和菓子の魅力についてお届けします。

和菓子の種類

和菓子は、その水分量によって分類されます。

水分量が30~40%のものは生菓子。練り切りやきんとんなどが当てはまります。

水分量が10%以下のものは干菓子。せんべいや落雁のようなものがあります。

水分量が10〜30%のものは半生菓子。最中や甘納豆のようなものです。

一口に和菓子と言っても、水分量が異なるだけで触感はさまざまですね。

四季の移ろいが感じられる

和菓子の素晴らしいところは、お菓子で四季の表現がされるところです。

春は桜、夏は紫陽花、秋はもみじ、冬は柚子、このように四季折々の姿を私たちに見せてくれます。なかには限られた期間だけしか目にすることができない貴重な和菓子もあり、季節ごとに新たな楽しみを見つけることができます。もちろん洋菓子も素材ごとに季節を感じられますが、細やかなところまで季節の移ろいを繊細に表現するのは、和菓子だからこそではないでしょうか。

健康主義に最適な和菓子

和菓子が最近注目されている理由の1つは、乳製品や小麦粉が使われていない点です。世界的にも受け入れられつつあり、日本でも耳にする機会が増えてきた『ヴィーガン』という言葉。これは日本語で示すと「完全菜食主義」を意味し、肉や魚だけでなく、それらに由来する動物性食材を一切口にしないという主義です。近年ではヴィーガンフードを取り扱うレストランが増えていますが、和食はもとから動物性食材を使わない生粋の『ビーガンスイーツ』。そのような意味でも、ビーガンの方たちから注目を集めています。

抹茶ブーム

飲むだけではなく和菓子の材料としても使われる抹茶。

この抹茶が「ヘルシーで美味しい」とNYをはじめとした海外で数年前から人気となっています。コーヒーショップではなく抹茶スタンドがオープンし、「抹茶」という言葉が広く知られるようになったのです。日本のように少量のお湯で溶いてほろ苦いお茶をいただくというスタイルだけではなく、ミルクと混ぜたりジュースとブレンドしたり、レモネードなどを入れて甘くして飲むのが好まれているようです。最近では柚子やみかんなど和のフレーバーも登場し、このようなフレーバーに親しんだニューヨーカーが和菓子に目覚めるのも時間の問題では?と感じています。

日本が生み出した素晴らしい和菓子の文化。

その良さを改めてかみしめながら、今日のおやつはお抹茶と和菓子にしませんか?

参照

https://chachamatcha.com/

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