食べたいものが自由に選べる現代は、好きなものを好きなだけ食べられることが結果的に栄養バランスを崩す原因になると言われます。
豊かなはずなのに栄養失調という複雑な状況の中で見直されている食育問題。今回は、家族の健康を守る子育てママが注目している食育アドバイザーについてお届けします。
食育アドバイザーとは?
最近よく耳にする食育アドバイザーという言葉。これは「食育」についての正しい知識と健全な食生活を実践する力を持った食のスペシャリストを指します。食育基本法が制定されて以来、日本全国における食育活動が盛り上がっていますが、家庭や地域など身近な場所から幅広い世代に向けて食の重要性を伝える存在として、食育アドバイザーが期待されているのです。ここでは食育アドバイザーになるための疑問をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
Q.食育アドバイザーは資格があるの?
食育アドバイザーは民間資格があり、認定機関である一般財団法人日本能力開発推進協会が指定した全カリキュラムを受講修了すると、食育アドバイザー試験の受験資格が得られます。似たような資格で食育インストラクターもありますが、こちらは特定非営利活動法人NPO日本食育インストラクター協会が認定機関となります。
Q.食育アドバイザーになるためには、どんな勉強が必要?
食育アドバイザーを目指すには、食育に関する正しい知識を身に付けることが重要です。食の安全性や栄養学といった基礎知識をはじめ、食材の扱い方から調理方法、食と健康にまつわる知識、そして食を通じての家族団らん、健康管理を意識したメニューなど具体的な食育活動について幅広い内容を学ぶことが必要とされます。
Q.食育アドバイザーを受験する受け方法は?
認定教育機関対象講座の全カリキュラムが修了したら、一般財団法人日本能力開発推進協会の公式サイトより検定試験の申し込みをします。受験料は1資格にあたり5,600円(税込)でWebから支払いが可能です。①検定試験申込、②受験料の振込み、③カリキュラムの修了、この3つが確認取れると検定試験が郵送にて送られます。自宅にて試験を受けたら同封されている封筒で答案用紙を送り返せばOKです。
Q.食育アドバイザーの資格を得るとどうなるの?
試験を受け合格すると「食育アドバイザー資格」の称号が付与されます。食育に関する基礎知識を備え、食育活動が行えることを証明するものとして、教育や医療、福祉関係、飲食業会、食品業界に役立てることができます。
食育アドバイザーは、食に関心がある方や家族の健康を意識されている方に人気の資格です。初心者でも簡単に受講が可能ですので、食に対する意識を変えたいと思っている人にオススメですよ♪
参考:
農林水産省http://www.maff.go.jp/index.html
一般財団法人 日本能力開発推進協会 https://www.jadp-society.or.jp/
資格のキャリカレ https://www.c-c-j.com/