子どもに食の大切さを伝える食育活動とは? 具体的にどんなことしているの?

時代背景の後押しとともに、関心が高まる私たちの食生活。

次世代を担う子どもたちの健康を願い、近年注目を浴びているのが「食育活動」です。

6月は「食育」強化月間の月として、食育活動が活発化する時期。このコラムでは、子どもたちに食の大切さを伝えることを目的に展開されている実際の食育活動についてお届けします。

「食育活動」とは?

食育アドバイザーや食育インストラクターが登場し、さまざまな形で広まりつつある食育活動。まずは、農林水産省が定めている食育活動の対象となる基本理念をまとめてみました。以下は公式サイトより抜粋したものです。

“1.若い世代を中心とした食育を推進する活動

2.多様な暮らしに対応した食育を推進する活動

3.健康寿命の延伸につながる食育を推進する活動

4.食の循環や環境を意識した食育を推進する活動

5.食文化の継承に向けた食育を推進する活動

6.その他食育を推進する活動”

引用:農林水産省 http://www.maff.go.jp/

ボランティア団体や学校団体、教育機関団体など、さまざまな人が食育の推進に取り組まれており、優秀な功績を称えて食育活動を表彰する機会も設けています。

具体的な「食育活動」とは?

では、食育活動とは具体的にどのような活動を指しているのでしょうか。実際に行われている活動の一部をご紹介します。

■農業体験

地域の農家に協力してもらい、田植えや稲刈り、野菜掘りなどを子どもたちに体験させ、自らの力で収穫し調理します。保護者も一緒に参加することで親子で命の尊さを学びます。

■幼稚園キャラバン

ゆるキャラなどを活用して、企業が幼稚園の子どもたちに食の大切さを伝えるキャラバンイベントです。野菜にちなんだ歌や体操などを通して、五感から食育を学びます。

■各社による食育関連のセミナーやワークショップ

子どもに食育指導をする教育関連の先生や保護者たちに向けて、「食育」に関するセミナーやワークショップを開催する企業も多数あります。地産地消との関連や取り組みと連動するケースも。

■エコ・クッキング講座

環境にやさしい食生活を解説しながら、エコロジーなクッキングを普及させる講座も各地で開催されています。

上記に挙げた食育活動はほんの一例です。この他にも通年にわたり、多くの食育に関するイベントや体験活動、講演、フェアなどが随時開催されています。地域に根付いたものから海外の食文化まで幅広く展開されていますので、この機会に興味を持った分野から参加してみてはいかがでしょうか。

参考:

農林水産省 http://www.maff.go.jp/

ピエトロ公式サイト https://www.pietro.co.jp/

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