数年前からブームの「スーパーフード」。代表的な食材でいうと、紫色のアサイーを使ったアサイーのスムージーとグラノーラなどのシリアル、フルーツを盛り付けたアサイーボウルです。アサイー以外にも沢山のスーパーフードが入っており、健康と美意識の高い方に人気がありますね。一体なにが良いとされているのでしょうか?さっそくみていきたいと思います。
1.スーパーフードってなに?
スーパーフードとは栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い又はある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれているもの。また、その食品が長年にわたり食べられ続けてきた食材です。一般的な食品とサプリメントの中間にくるような、料理の食材や健康食品としての用途を併せ持つものとされています。
例えば「スピルリナ」という藻の仲間であるスーパーフードがあります。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、さらにたんぱく質も含まれており身体に良いとされています。錠剤や粉末などさまざまなタイプで売られており、濃いグリーン色をしています。ヨーグルトに混ぜたり、スープやパンに混ぜて加熱料理にも使用できます。最近では色素成分としてソーダ―味のアイス「ガリガリくん(赤城乳業)」のブルー色に使われているのだとか。植物生まれの着色料は体にも安心ですよね。幅広い可能性を持ったスーパーフードは色が鮮やかであるのも特徴のひとつ。料理に使えば食卓を彩ってくれることでしょう。
2.代表的なスーパーフード
代表的なスーパーフードは次の通り。抗酸化作用のアントシアンを含む「アサイー」、カカオポリフェノールを含む「カカオ」、ビタミンCがレモンの約54倍ある「カムカム」、漢方でも使われ滋養強壮に効果的と言われている「クコの実」、カリウムが豊富な「ココナッツウオーター」、抗酸化作用のある「ブロッコリースーパースプラウト」、アミノ酸のバランスが優れたんぱく質が豊富な「マカ」、オメガ3脂肪酸や食物繊維が豊富な「チアシード」など、その他にも沢山のスーパーフードがあります。
3.スーパーフードの始まりは?
スーパーフードの人気が始まったのは2004年にアメリカの医師スティーブン・プラット氏が出版した『スーパーフードの処方箋 あなたの人生を変える14の食品』が大ヒットしたことがきっかけのひとつ。のちに自然療法家のデイヴィット・ウォルフ氏が2009年に出版した『スーパーフード ~未来の食品と薬~』が世界中で翻訳されスーパーフードがさらにメジャーになりました。ちなみに日本では2015年に翻訳され『スーパーフード ~地球が生み落としたナチュラルな未来の食品~』が医道の日本社から出版されています。
最近では市販のドリンクやクッキーにチアシードなどのスーパーフードが入っていたりする商品もあります。身近になりつつあるスーパーフード、ぜひチェックしてみてくださいね。
参考文献
スーパーフード協会HP
スーパーフード入門(幻冬舎)