豆の魅力

日本で親しまれている豆といえば大豆や小豆や枝豆、えんどう豆など。サイズや色、食感
に至るまでさまざまな豆があります。調味料で言えば味噌や醤油、加工品なら納豆など、
豆から作られたものは、毎日の食卓に欠かせないものとして認識されています。そんな昔
から愛されている豆ですが、最近再注目されているのです。今回はそんな「豆」の魅力に
ついてご紹介します。


■高い栄養価
豆には炭水化物を多く含むものと脂質を多く含むものがあります。そして、そのどちらに
も共通して多く含まれるのがビタミンB群やバランスの良いミネラル群。摂取したエネル
ギーをスムーズに分解したり合成すること、体のさまざまな調整機能を発揮させることに
役立ちます。また、日常の生活で不足しがちな食物繊維やポリフェノールも多く含まれて
おり、高い栄養価が特徴です。


■さまざまな形状
昔から親しまれていた豆といえば乾燥豆。一晩漬けて膨らんだものをコトコト煮て使って
いました。今でもたくさんの乾燥豆が売られていますが、乾燥豆から調理をするのは時間
もかかるし難しくて手が出せない……と思う方が増えています。そのような変化に対応し
て出てきた商品が、ドライパックや煮豆の缶詰。開けてすぐに使えるのでとても使い勝手
がよく、常備している方も多いのではないでしょうか。


■大体肉としての豆
ここ数年注目されているのが大体肉としての豆です。大豆ミートと呼ばれる商品は、ひき
肉状のものから1口大のものまで種類も豊富。出始めの頃から今に至るまでの商品をいろ
いろ試してみましたが、明らかにクオリティが上がってきていて、満足感のある商品が増

えてきたように感じます。健康志向や宗教上の理由などで肉を食べない人にも大豆ミート
は注目されています。


■調理法
◇揚げる
中東やヨーロッパでは、ひよこ豆を挽いて作ったベサン粉という粉が食べられています。
日本のかき揚げにおける小麦粉のように、水で溶いたベサン粉を具材と混ぜて揚げた『パ
コラ』という食べ物は中東の定番料理。グルテンフリー料理として、近年世界で広く注目
されてきています。

◇つぶす
これまた中東料理ですが、ひよこ豆を練りごまと共にフードプロセッサーにかけて滑らか
にしたペースト『フムス』という食べ物があります。野菜にディップとしてつけるのはも
ちろん、サンドイッチにはさんでみたり肉の付け合わせにしたり。簡単に栄養が摂れるこ
とに加え、その味の良さで人気が高まっています。
フムス (https://www.mainichigrillbu.com/recipe/316)

◇煮る
和食で一番馴染みのある食べ方が煮豆。甘く味付けした黒豆やぶどう豆、根菜などと一緒
に煮た五目豆など。たくさん作って常備菜にしておくと、箸休めにもなりますし1品豆料
理を取り入れることで栄養バランスもとれるのでおすすめです。また、たっぷり野菜のス
ープに豆を加えるのもおすすめ。腹持ちもよく栄養も満点な1品になりますよ。
ひよこ豆と鶏手羽のスープ ←(https://www.mainichigrillbu.com/recipe/904)

身近にありながらもレパートリーに悩みがちな豆。毎日グリル部のレシピにも豆を使った
レシピが多数ありますので、そちらも参考にして毎日の食事に取り入れてみてください。

参照:公益財団法人 日本豆類協会HP(https://www.mame.or.jp/

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