白湯

白湯(さゆ)を毎日朝一に飲む習慣を続けている方、結構いらっしゃると思います。数年前にお手軽な健康法として周知されてから私も続けています。2020年は新型コロナウイルスが世の中を席巻するなかで、免疫力アップや体調管理がより一層大切なものになりましたね。今回は、改めて“白湯”について知識を深めようと思います。 

 まず“白湯”と“お湯”の違い。白湯は水を沸騰させ続け、不純物を除去した90℃以上のもの。お湯は水に熱を加えたもので、40度以上あればお湯と呼ばれます。また、湯冷ましは、沸騰させた水を常温くらいまで冷ましたもので、白湯を冷ましたものを湯冷ましと言うこともあります。

[白湯の正しい作り方]

ヤカンや鍋に水を入れ、水の中の不純物や有害物質を除去するため10~15分ほど沸騰を続けます。蒸気を逃がすために蓋はしません。水道水から白湯を作る場合は煮沸が必要ですが、天然水やウォーターサーバーの水は殺菌処理が済んでいるものが多いので、グラグラと煮立たせる必要はありません。フーフー冷ましながらゆっくりと飲める温度が良いと思います。

[白湯の正しい飲み方]

白湯は飲んだら飲んだだけ健康になれる魔法の飲み物ではありません。飲みすぎるとむくみの原因や逆に体調不良になってしまうことがあります。そして一気に飲むよりも、1回あたり150~250㎖を何回かに分けて飲む方が良いとされています。

[白湯を飲むタイミング]

やはりこれは朝が良いとされています。朝起きたばかりで何も口にしていない状態で飲むのがベスト。冷えた胃腸を温め、内臓を温めることで体内を巡る血液も温まり、身体全体を温めることができます。また、消化力も高まるので栄養の吸収も上がると考えられています。白湯を作る時間、ゆっくりと飲む時間に今日1日のスケジュールを確認したり、寝ていた脳をゆっくりと起こすようにすると、良い1日のスタートになる気がするのです。女性ならメイクしながらでも良いと思います。そして食事の後に飲むと、消化を促す作用があります。とはいえ、食後すぐに飲むと消化器官の機能が低下する恐れがあるので、食後30分以上を目安にしましょう。

 白湯を飲んで体温を上げると、血の巡りが良くなるので顔色も明るくなりメイクも上手にのります。冷え症や便秘、PMS(月経前症候群)、首や肩のこり、免疫力アップも期待できるというのだから驚きのパワーですよね。

 毎朝白湯生活、美と健康の為に実践してみてはいかがでしょうか。

参考 「ミズコム」HP

   「朝の一杯 白湯を飲むだけ健康法」蓮村誠

オフィシャルメンバー:滝野香織

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