2021.3.15UP
いちごの季節
いちご専用スプーン。
アラフォーの方には伝わるのではないでしょうか。
スプーンの背が平らになって少し凸凹したスプーンでいちごを潰し、砂糖と牛乳をかけていただく。子どもたちに人気のおやつでした。
今になって思うのは、あれは「いちご」が今ほど甘くなかったからこその食べ方だったのでしょう。
最近はいちごの品種も増え、糖度も高くて砂糖や練乳を必要としませんよね。
そのままで十分おいしいいちごですが、よりおいしく食べるための豆知識をご紹介します。
◾️おいしいいちごの見分け方
おいしいいちごを見分けるときに注意するのは、色とヘタ。色は、ヘタに近い部分まで赤いものがよく熟しています。ヘタは、果実にピタッとくっついているものより、果実からしっかり離れてピンと沿っているものの方が新鮮でおいしいと言われています。
◾️洗うタイミング
いちごはとっても傷みやすい果物。扱いは気を付けてあげないといけません。洗うのは、食べる直前。ヘタはつけたまま洗ってください。
◾️おいしい食べ方
ひと口でパクっといきたくなるいちごですが、部位によって甘さが違うんです。一番甘いのは先端部分。大きないちごを食べるときは、先にヘタに近いところを食べてから先端部分へと移っていくと最後まで甘みを感じておいしく食べられます。
◾️保存食に
いちごの旬は春。クリスマス頃から出回り始め、ゴールデンウィーク近くなると値段が下がってくるのが一般的です。シーズン終わりかけには小ぶりのいちごが安く出回ることもあります。このようないちごは、たくさん買って保存食にするのもおすすめです。
私が毎年作るのが、いちごジャム。
ヘタと水分を取ったいちごに砂糖とレモン汁をかけて煮詰めるだけ。長期保存をしたいとき、糖度は30%程度必要ですが、1~2週間で食べきるときは15%程度でも大丈夫です。
いちごに砂糖を振りかけて1時間ほど置くと砂糖が溶けていちごから水分が出てきます。これが火をつける合図。レモン汁は、いちごの重量から10%程度を目安に入れてください。
中火で煮て、煮立ったら灰汁を取る。そのまま煮詰めてトロッとしたらできあがりです。
今まさに旬のいちご。赤くてかわいくておいしいいちごを最後まで楽しみましょう。
参照:なし
オフィシャルメンバー:戸根みちこ