おしゃれFOODIEがいく〈2020年食のトレンド傾向〉

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来もそう遠くはありません。

 今回は2020年の食のトレンド傾向についてお届けします。食には毎年ブームがあり、人々はそのブームの波に乗って食を楽しんでいます。一瞬でブームが過ぎ去ってしまうものもあれば、そのまま定番化するものもあり、面白いものです。今年はどんな食のトレンドが予想されているのでしょうか。

  • 「SDGs(Sustainable Development Goals持続可能な開発目標)」で注目される食品ロス削減への動き

特に日本は食品ロスに関しての認識が低く、毎日たくさんのまだ食べられる食品が廃棄されています。食品ロス問題は世界的な問題。オリンピックが日本で行われるこの年にこそ真剣に取り組むべきではないでしょうか。

  • 日本らしい食材

味噌や糀などの発酵食品、抹茶などがその代表。特に抹茶はスイーツだけでなく、料理やアルコールの分野にまで派生しています。

  • 台湾フード

アジアごはんは引き続き人気ですが、今年は台湾フードに注目が集まりそうです。

  • クラフトコーラ

個性的な味わいのオリジナルコーラ。ご当地コーラが流行るかも!?

軽減税率の影響から「中食」=「おうちごはん」の割合が増えてきています。そこでインスタントフードやファストフードではなく、時短で便利な簡単半調理食材が増えてきているのも食のトレンドですよね。おいしさに加えて、心身の健康面や家族の団欒に目が向けられており、オーガニックや添加物の少ない食品などを選ぶことも大きな要素です。梅仕事やぬか漬けのような手仕事に注目が集まっていることも「おうちで丁寧に暮らす」という背景があるようです。

また、世界の日本食ブームに乗じて、日本国内で日本の食文化の再認識が高まっています。日本食は栄養価が高く、見た目の美しさは世界からも評価されています。昔からある日本の食文化に現代のエッセンスを加えた、新しい日本食のスタイルが生まれそうです。

オーガニックの食事を選ぶこと、生産者がわかる食事を選ぶこと、自国のこと、家の中でのこと、自分のこと、どんどん内側に目が向けられている印象です。「原点回帰・保守・個性」が生活者マインドとして強く意識されているそうです。オリンピックイヤーの今年、世界に目を向けることがむしろ内側を整えることに繋がる不思議。たくさんの人が食を通じてハッピーになりますように。

 

参考 「日経トレンド」 WEB

「クックパッド」WEB

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