2019.11.11UP
主婦のお悩み解決塾 ~野菜の下ごしらえ~
体にいい野菜。
毎日おいしくたくさん食べたいですよね。
そんな野菜ですが、下ごしらえの仕方によっておいしさに差が出ます。
今回は目的ごとに分けて、野菜の下ごしらえのコツをご紹介します。
サラダに使う生野菜
生野菜はたっぷり氷水につけて引き締めます。その後、水気を切ったらペーパータオルをのせて冷蔵庫に。残った水分が抜けて、野菜がシャキッとおいしくなります。
れんこんやごぼうの下ごしらえ
れんこんやごぼうを下ごしらえするときに、酢水に漬けることがあります。あく抜き目的もありますが、酢を入れる1番の理由は漂白するためなんです。
とくにレンコンは白い方が見た目も綺麗です。
空気に触れると黒くなってしまう性質があるレンコンは、切ったら水に放つのが原則。酢には食品を漂白する作用があるので、酢水にさらすことによって綺麗に調理ができるのです。
では、ごぼうの下ごしらえはどうでしょうか。最近では水にさらさない方がいいという主張が出ていることでも話題になっていますよね。
その背景には、大事な栄養分やアクに含まれるうま味成分が水にさらすことで流れ出てしまうというのが理由にあります。アクが気になる方はサッと少しだけ水にさらす程度にしていただき、気にならない方はそのまま調理していただくのがオススメです。
元気のない葉物野菜はお水に入れて
スーパーや八百屋さんで買ってしばらく経つと、葉物野菜は元気がなくなってしまいます。諦めてそのまま使おうとしている人、ちょっと待ってください。ボウルに水を張り、野菜の根部分を30分ほど水につけておくと再び元気を取り戻します。この一手間を入れてから料理をすると野菜がよりおいしく食べられますよ。
野菜の状態が悪くなる前に塩を使って
冷蔵庫の野菜室で起こりがちな悲劇。それは存在を忘れて放置したときです。茶色く変色してドロドロの物体になってしまった、カピカピに干からびていた、こんな状態となれば言うまでもなく食べられません。
そんな悲劇を起こすことなく食材を無駄なく使いきるために「塩」を使ってみてください。
葉野菜はざく切り、根菜は薄切りにして約3%の塩を振りもんでおきます。そのまま密閉袋に入れて冷蔵庫で保存するでもOKですが、塩漬けを作るようなイメージで重しをすると日持ちします。使い切る自信がないときは冷凍もオススメですが、塩漬けも十分おいしく食べられますよ。
野菜の用途別に下ごしらえをして、最後までおいしく野菜を食べてあげてくださいね。