ヘルシーな低GI食品!小麦アレルギーの代用食になる米粉の魅力を解説

小麦と小麦を含む加工食品が食べられない小麦アレルギー。このコラムでは小麦の代用食として今注目を集めている米粉の魅力について、ケンミン食品株式会社の協力の元、お伝えしていきます。



米粉を使うメリットとは?

お米を粉にした米粉(こめこ)。2000年以降、加工食品へのアレルギー物質表示の法制化などの動きの中、小麦粉代用食としての注目が高まってきましたが、

その歴史は奈良時代からと大変古く、せんべいや和菓子に使われてきました。

農林水産省を筆頭に国として米粉の普及を目指していることから、米粉の加工技術もどんどん進化。

そんな米粉を料理に使う理由として、以下のようなメリットが考えられます。

・小麦アレルギーの人に対する選択肢になる

・小麦を控えたい方もトライしやすい

・小麦にはないモチモチ食感がある

・揚げ物に使うと冷めてもカリッとヘルシー

・小麦に比べて油の吸収率が低い

・米粉を使った麺類は時間が経っても麺が伸びにくい

また、近年は米粉を使ったライスパスタや米粉ラーメンなどが登場。

米粉は冷凍食品とも相性がいいことから、米粉を使った冷凍餃子やお好み焼き、米粉パンもスーパーやインターネット通販で見かけることが増えました。

小麦製品に比べて値段が少し高めではあるものの、商品数も増えていること、何より国が国産の米粉を支援していることから、今後ますます米粉を使った食品が期待できそうです。



知ってる?同じ「米」が原料でもGIは違う!

米粉の原料はお米。このお米を原料にした玄米や白飯、ビーフンといった食材は、原料が同じ米なのにGIが異なります。

【高GI食品(70以上)】

白飯、コーンフレーク、食パン

【中GI食品(56〜69)】

玄米ごはん、クラッカー、うどん

【低GI食品(55以下)】

ビーフン、はるさめ、全粒粉パスタ

同じお米を原料にしているのに、なぜGI値が異なるのか。その理由は製造工程にあります。

というのも、ビーフンは加熱したり冷却したり乾燥したりとさまざまな加工が製造する上で入ります。

この製造過程を経ていく中ででんぷんの成分が変化し、GI値が下がる傾向があるそうです。

ただし製造方法は食品メーカーによって異なりますので、パッケージに低GIと記載されていることがひとつの目安になりそうですね。



各機械メーカーの努力や国の支援などもあり、お米を粉にする「気流粉砕」と呼ばれる技術が進歩し、スーパーやコンビニなど身近な場所で目にするようになった米粉食品。

ビーフンなど低GI食品もありますので、おうちごはんの一品として積極的に摂り入れてみてくださいね。



取材協力

【ケンミン食品株式会社】

参考

【農林水産省「広がる!米粉の世界」】

【農林水産省「広がる米の可能性」】

【農林水産省「米粉利用の推進について」】

【Be-fun Labo】

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