2019.11.11UP
だるい、疲れた…!胃にやさしいお家ごはんでお正月バテをリセット
忘年会にクリスマス、大晦日と忙しい年末シーズンから新年のお正月料理や新年会…!食べ過ぎ飲み過ぎを繰り返す年末年始は1年の中で最も体調を崩しやすくなる時期です。
「だるい」「疲れた」「眠い」「お腹が張る」「吹き出物ができた」
不規則な食事と生活を続ければ、このような不調を実感することも。身体から発する危険信号を無視すれば、思わぬ病を引き起こすきっけかにもなりかねません。今回のコラムでは、年末年始のイベント行事でお正月バテしてしまったお疲れモードの胃をリセットするお家ごはんについて紹介。胃にやさしい食材や料理、お家でできる簡単ケアをお届けします。
正月バテした胃には消化が良い食材を!
体内をリセットするためには、ダイレクトに胃に入る毎日の食事を見直すことからです。まずは胃の調子が悪いときに積極的に食べてもらいたい食事の見極め方をまとめてみました。
〈正月バテに適した食事ポイント〉
- 胃腸の働きを促進してくれる温かい料理
- 食材は細かくきざみ、柔らかく煮る
- すぐにエネルギーに変換される消化の良い食材
- 糖分の摂取量に気をつける
身体にやさしいお家ご飯を頂くポイントは「胃を荒らさず、短時間で消化してくれる食事」であること。代表的な食事でいえば、お味噌汁やスープ、煮込みうどん、お粥などスルッと食べられる料理です。ただし、ここで気をつけたいのが「きちんと口の中で噛むこと」。お粥やうどんはもちろん、お味噌汁やスープも具材が入っていれば、しっかり噛んで口内唾液で消化をしてから内臓器官で消化をするのが正解です。
また、野菜を食べるときは大根やキャベツ、ジャガイモなど、水に溶ける水溶性植物繊維が多いものを選ぶのが◎。こんにゃくや海草類、ゴボウなど、不溶性食物繊維が含まれている野菜は消化が悪く下痢を起こす可能性があるので控えましょう。胃がムカムカして食欲が沸かない人は、腸内環境を整えてくれるヨーグルトもオススメです。
なにも食べたくない!胃腸が弱ってしまった人は?
本当になにも食べたくない…という状態の場合は、15分ほど弱火で沸騰したお湯を冷まして白湯をつくりましょう。内臓機能をじんわり温めて内側から代謝促進を促してくれます。白湯が飲めるくらいに胃が落ち着いてきたら、スポーツドリンクやウィダーインゼリーのように、手軽に栄養が摂れるもので水分補給をしてください。
〈胃もたれなど症状が辛い場合〉
- 白湯を飲んで体内を温める
- スポーツドリンクやゼリー飲料で栄養補給
- 食べてから8時間ほどはゆっくり胃を休める
- 湯たんぽなど、外側からも身体を温める
正月バテで体内が疲れてしまった人が胃を休める目安としては、個人の体調にもよりますが約8時間を目処に休めてください。食べ物は早いものなら2〜3時間、遅いもので5〜6時間掛けて体内で消化されます。その間に他の食べ物を胃に入れてしまうと、体内臓器への負担が増すばかりです。
そしてなによりも注意したいのが、胃に負担が掛かる食事や飲み物を摂取しないこと。以下のようなものは胃を荒らしますので、胃を休めるときは特に注意が必要です。
〈胃を荒らす食べ物〉
- ビールや日本酒などのアルコール
- 塩分が多い料理
- 辛くて刺激が強い食べ物
- アイスやデザート、菓子パンなど冷たくて糖分が高いもの
- コーヒーやチョコなどカフェインが入っているもの
- 天ぷらや揚げ物など脂っこいもの
- ジャンクフードやスナック菓子
食べ過ぎ飲み過ぎで正月バテが長引けば、胃の運動機能が低下して普段の生活にも支障が出てしまうことも…!仕事もプライベートもやる気に満ち溢れている新しい年の始まりだからこそ、溜まってしまった疲れを取り除き、お家ごはんで体調を整えていきましょう。