2025.5.18UP
洗剤を使わずに油汚れが落ちる?身近なものでスッキリ!
食べ終わった食器を洗う時に活躍するものといえばキッチン用洗剤ですが、予備を買い忘れていた、ストックがない、そんな時に使えるライフハックがあります。
今回のコラムでは、洗剤を使わなくても油汚れを落とす方法についてご紹介します。
油汚れが落ちない理由
フライパンや食器、換気扇、五徳など、毎日の料理でアッという間についてしまう油汚れ。この油汚れが落ちにくいとされるのは、油が水に溶けにくい性質が理由にあると考えられています。さらに油汚れは水洗いをしてもなかなか落ちず、そのまま放置してしまうと酸化する恐れも。脂が空気に触れて酸化が進むと洗剤が浸透しにくくなり、余計に油汚れが落としにくくなる傾向があります。
洗剤を使わずに油汚れを落とす方法
では洗剤がない場合、どのようにして油汚れを落とせばよいのでしょうか。ここでは2つご紹介します。
温めて油汚れを落とす
まず1つ目の方法は「温める」こと。油汚れを落としたい対象にもよりますが、「40〜60℃のお湯につける」「ドライヤー(高温)を使う」など、熱を加えて温めると、汚れがやわらかくなり油汚れが落ちやすくなります。頑固な油汚れの場合は、60℃前後が効果的とされていますが、火傷には注意すること。温めた後に油汚れが浮いてくるので、スポンジや布を使って汚れを拭き取ることができます。
小麦粉で油汚れを落とす
料理でもよく使う小麦粉は、油を吸着する働きを持つでんぷんが含まれています。小麦粉を使って油汚れを落とす場合は、汚れ具合によって小麦の使い方が少し異なります。例えば、少し気になる程度の油汚れであれば、小麦粉を汚れ部分に振りかけるだけでOK。頑固な汚れをキレイにするなら小麦粉ペーストを作って塗る、床やカーペットについた油汚れなら小麦粉ボールを作って転がす……といった具合に、油汚れがどこにどれくらい付いたかによって対応が変わります。
大容量で購入することも多い小麦粉は、いつの間にか賞味期限が切れていることもある調味料。料理と掃除の両方に使用すれば賞味期限前にしっかり使い切れる確率も上がります。ただし、使い終わった小麦粉は排水溝にそのまま流さないこと。ビニール袋に入れて口を縛り、燃えるゴミとして出してください。もちろん、火を扱うときは使用しないなど、注意すべき点もしっかり頭に入れておくと安心です。
洗剤の予備やストックがない時にも使える油汚れを落とす今回のライフハック。安全面やエコ、節約にもなりますので、機会があればぜひチャレンジしてくださいね。
参考: