2019.11.11UP
食中毒のリスクや衛生面に気を付けたい! 作業効率を上げるまな板の使い分けとは?
温かな太陽の下で桜が満開を迎える春は、入学・就職と新生活がスタートする節目の季節。
一人暮らしを始める人
引っ越しを予定している人
部屋のインテリアを衣替えする人
古いモノを整理して新しいモノに買い替えようとする人も多いのではないでしょうか。
今回は、家庭の食卓を支えるキッチンツールの1つ、「まな板」に注目。世界各国で愛されているイギリス生まれのキッチン用品ブランド「Joseph Joseph(ジョセフジョセフ)」マーケティング部の伊藤さんに、毎日使うからこそ知っておきたい「まな板の豆知識」について教えて頂きました。
まな板を使い分ける理由とは?メリット3つ
皆さんは料理をする時、まな板を何枚使いますか?多くの人が1〜2枚を上手く使い分けているのではないでしょうか。対して、ジョセフジョセフのロングセラー「インデックス付まな板」は4枚セット。なぜ4枚のまな板を食材ごとに使い分ける必要があるのか?その理由を3つのメリットとともに見てみましょう。
①ノロウィルスや食中毒のリスクが下がる
②衛生面が保たれる
③料理の作業効率が上がる
食べ物から感染する恐れがあるノロウィルスや食中毒。特に肉や魚は火を通した方が良い食材です。この対策として、通常は生肉や生魚を処理した後にサラダ用の野菜をカットしようとした場合、食中毒のリスクを下げるために洗剤でまな板を洗ってから再度使う……という食材ごとに洗って拭いての作業工程が入ります。とはいえ、洗って拭いてと繰り返すのはとても面倒なこと。「まぁいいか」と飛ばして調理作業を進めてしまう人も正直多いのではないでしょうか。
ノロウィルスや食中毒のリスクを下げ、衛生面での問題を解決するという意味では、1枚のまな板を何となく使い回すより、1枚増やす方が確実な使い分けができます。料理をする回数によって個人の感覚も異なるかと思いますが、目安として「野菜」「魚」「肉」「調理済み食材」と4つの食材をカテゴリ分けにして使い分けると◎。広いキッチンであれば、まな板を横並びにして食材ごとに切り分け、最後にサッと洗うと作業効率も上がります。
〈作業効率を上げるまな板のポイント〉
- リバーシブル(裏表)両面が使える
- 肉や魚から出る水分が流れない「段差」がまな板にある
- 縦型やネスト型など、収納スペースをとらないデザイン
- 安定して使える「すべり止め」が縁についている
上記に加え、最近ではまな板上でカットしたらそのまま折り曲げて鍋に移せるものや水切り機能が付いたまな板が人気なのだとか。どうしても1枚のまな板でやりくりしたい人はしっかり洗剤で洗って拭いてから他の素材をカットしましょう。
また、包丁で傷ついた部分に汚れが染み込むことがありますので、殺菌対策として定期的に漂白剤で洗うことも大切です。毎日の食卓を陰で支えている「まな板」の使い分け。用途別に賢く使って、美味しいおうちご飯を作ってみてはいかがでしょうか。
取材協力:
Joseph Joseph(ジョセフジョセフ)
2003年にイギリスで誕生したホームウェアブランド。デザインの美しさだけでなく、機能的で個性あふれるスタイリッシュなアイテムが支持され、現在では世界各国で愛用されている人気ブランドです。