季節性の鬱って知ってる?今すぐできる、夏季うつチェック

夏は楽しいイベントが多く、いつもより活動的になりやすい季節。それと同時に、日中の突き刺さるような日差しや夜の寝苦しさで体調を崩しやすくもあります。身体のだるさで熱中症や夏バテを連想しますが、もう一つ考えられるのが「夏季うつ」です。どのような状態が夏季うつなのか、チェックリストとともにご紹介します。



一般的な「うつ」と何が違う?

一般的に知られている「うつ病」は、精神的なストレスや身体的なストレスの影響で一日中気分が落ち込んでいたり、眠れない、食欲がないといった症状があらわれます。ストレスの原因が特に思い当たらず、決まった季節にだけ症状が表れるものが「季節性感情障害」に該当し、その期間が夏の場合は「夏季うつ」とされます。



夏季うつの主な症状

強い日差しや、暑さが直接的な要因となる夏季うつ。長時間外で過ごして日焼けした、エアコンの効いた部屋に長くいる、こうした身体的な疲労が溜まることも夏季うつの原因になります。寝苦しい夜が続いたり、花火大会やお祭りなど夜の外出が増えて睡眠のリズムを崩しやすい時期は、疲労や日頃のストレスの蓄積から夏季うつを引き起こすきっかけになると考えられ注意が必要です。ちなみに冬に発症する「冬季うつ」の場合は、過食・眠気といった症状があらわれやすいようです。



夏季うつの症状をチェック

夏季うつの要因や症状を解説しましたが、実際に夏季うつとはどのような症状が出るのでしょうか。具体的な夏季うつの症状をチェックしてみましょう。

食欲が低下している

□夜、不眠で眠れない

□口が乾きやすい

□疲れが取れにくい

□細かいことが気になる

□イヤなことがあると夜遅くまで考え込んでしまう

□小さな物音に反応して目覚めてしまう

□肩こりや頭痛、吐き気などの身体的不調がある

□気分の落ち込みや不安感などの精神的不調がある

上記の症状は夏バテにも似ています。

夏バテや一般なうつ病と夏季うつを見分けるポイントは、思い当たるストレスや理由がないのに気分が優れない、疲労感がなくならないといった状態が長引いているかで判断してみることです。



体温調整が大切となる夏の時期は、日の浴びすぎや室温設定にくれぐれも注意しましょう。

日頃から、食事・睡眠・ストレスなど生活習慣を整えながら健やかに過ごしてくださいね。



参考:新宿ストレスクリニック:https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/summer-depression/

   パークサイド日比谷クリニック:https://www.parkside-hibiya.com/column/difference_btw_summer_bate_summer_depression.html

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