「サングリア」

最近よく、耳にも目にもするようになったサングリア。赤ワインにレモンやオレンジなど柑橘系の果汁を混ぜ、ブランデーやスパイスで風味付けをして作られるスペイン生まれのカクテル「サングリア」は、飲食店だけでなく、今日では家庭でも作られている身近なカクテルとなりました。

 日本では赤ワインに限らず、白ワインやロゼワイン、スパークリングワインでも作られており、そのバリエーションは無限大!サングリアの素晴らしいところは、飲み残しで味の落ちたワインや開封したけど好みの味ではなかったワインを美味しく復活させてしまうところです。フルーツを入れることで酸味や渋みが和らぎ、果汁でアルコールも薄まり、さらに炭酸水を加えても美味しくいただけるサングリア。アルコール度数も自由にコントロールできることから、ワインの酸味や渋みが苦手な人やアルコール度数が高くて苦手な人にも向いています。

いただきもののワインがたまってしまった、

飲み残しのワインを捨てるのが忍びない、

パーティーをしたいけど高級なワインを買う予算がない、

このようなネガティブともいえるワイン事情を、ガラッとポジティブに変えられるのです。ワインにフルーツを入れるだけだから準備時間も必要ありません。デキャンタやグラスに切ったフルーツを入れ、ワインを注げば出来上がり。サングリアは見栄えが良く、年末年始の人が集まるときにもピッタリです。

ワインとフルーツ、オススメの組み合わせを提案しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

〇白ワイン+リンゴ・レモン・ミント:最も簡単で、誰からも好かれる組合せ。

〇白ワイン(辛口)+冷凍マンゴー・レモン:辛口ワインにはマンゴーの甘さが合います。

〇白ワイン+桃・グレープフルーツ・キウイ・リンゴ:見た目も味も贅沢。

〇白ワイン+パイナップル・りんご:パイナップルは味が良く出ます。

〇白ワイン+いちご・キウイ・レモン:クリスマスカラーで見た目がステキ。

〇赤ワイン+冷凍ミックスベリー・オレンジ:ホリデーシーズンに合う大人っぽい雰囲気。赤ワインの渋みが苦手な人にオススメです。さらにガムシロップを加えてもOK。ホットにしてシナモンを加えるとホットワインにもなります。

〇赤ワイン+缶詰の白桃とパイン:缶詰のシロップもお好みの量を入れることで、赤ワインの渋みが和らぎます。スライスレモンかスライスオレンジを浮かべるとそれだけでフレッシュ感が出てより美味しくなります。

それぞれに炭酸水やサイダー(甘味のあるもの)を加えると、また違う味わいになります。スパークリングワインも同じようにフルーツと組み合わせると、泡がフルーツにくっついてキラキラします。見た目も華やかになるのでパーティーシーズンにおすすめですよ。

 フルーツの分量は少なくても多くても失敗はしません。やることはシンプルなのに見栄えが良くて誰もが喜んでくれるサングリア。人が集まりイベントが増える年末年始、今年は手作りサングリアで食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。

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