今年のGWは10連休という超大型連休だったため、ATMの現金が足りなくなるのではないかと懸念されました。その反面、昨年あたりからキャッシュレスに関する話題も盛んです。
昨年の年末には「paypay」が100億円還元キャンペーンを行い、数万円の家電も実質無料になる可能性があると話題になり家電量販店に長蛇の列ができました。さらにここ数か月では、コンビニ独自のスマホ決済サービスが本格的に始まる動きもあり、興味のあるなしに関わらずキャッシュレスの波を感じている人も多いのではないでしょうか。
日本は元来現金が好まれる国だと言われています。
ですが、海外は日本に比べてキャッシュレス支払いが可能なお店が多く、店舗によってはキャッシュレスしか受け入れない店もあります。
キャッシュレス、キャッシュレスと言葉だけは耳にするけど一体なんのことやら……という方のために、今回はキャッシュレス決済について簡単にご紹介します。
クレジットカード
キャッシュレスの中でも認知度が高いのがクレジットカード。カード会社と契約することにより所有できるカードです。お店で支払うときにクレジットカードを提示しますが、実際にお店にお金を支払うのはクレジットカードを発行している信販会社です。信販会社がお店に支払ったものを、後日決まった日にカードの持ち主に請求します。
そもそもクレジットとは英語で「credit=信用」を意味します。各信販会社の基準から審査をされ、信用に足ると判断された方が持つことのできる仕組みです。第三者による不正使用があった場合、それが認められれば信販会社に保証してもらえるのがいいところ。その半面、利用してすぐに自分の口座から決済されないために使った額が見えにくく使いすぎてしまうというリスクも。また、複数種類のクレジットカードを保有すると持ち運びがかさばってしまうというデメリットもあります。
交通系ICカード
こちらもクレジットカード同様、認知度の高いキャッシュレス手段です。東日本であればSuicaやPASMO。その他の地域でもICOCA、SUGOCA、Kitacaなど、1枚は持っているのではないでしょうか。持っていなかったとしても存在や利用方法を理解されている方は多いと思います。
以前は交通機関を使うときの切符の代わりとして始まった交通系ICカードですが、使用範囲が広がったことにより、今では駅ビルをはじめとしてショッピングの決済手段として使用できる場所も増えています。
QRコード決済
去年から国内でもじわじわと認知度が高まっているのがQRコード決済。この決済方法に関しては、おそらく年代によって認知度にかなり差があるのではないかと思います。冒頭に記載したPayPayや、LINE Pay、楽天ペイをはじめて、多くの種類が出ています。実際に私もいくつか使ってみましたが、メリットとして感じるのはポイント還元率。クレジットカードや交通系ICカードにはないレベルでのキャンペーンが打たれていることが多いです。
そしてデメリットとして感じるのは、種類が多いため対応店舗がまだまだ少ないこと、決済の度にスマートフォンを取り出さなくてはならないこと、残高に有効期限が設けられている場合があることです。この有効期限とは、一定期間使わないでいると残高が消えてしまうというもの。話題性やポイント還元率などに気を取られていっときは使ったものの、その後数年使わないでいるとせっかくの残高がゼロになってしまう可能性も。得したつもりがかえって損することにもなりかねません。
いずれの決済手段を選ぶにしても、自分にとって何を優先するかを考えた上で使うことをお薦めします。
参照:
https://www.bcnretail.com/market/detail/20190526_119765.html