2019.11.12UP
ホルモンバランスを整える正しい油の摂り方とは? 健康美人を目指せる良質オイル
一昔前の「太る」という認識は「脂質を摂る=太る原因」でした。たしかにカロリーだけで見れば脂肪は1gあたり9カロリーと炭水化物やたんぱく質に比べて割高であり、脂質を摂りすぎないようにと気を付けていた人も多いのではないでしょうか。
しかし健康ブームが到来し、オーガニックやスーパーフードなどバリエーション豊かな「身体に良い食材」が次々に登場すると、油に対する考えにも変化が起こりました。「健康オイル」と称し、良質なオイルが次々に紹介されたことをきっかけに、オイルに対する固定観念も随分と変わってきたといえるでしょう。
最近では女性ホルモンをつくる卵巣の働きをサポートする役割としても注目を集めている良質なオイル。今回はホルモンバランスを整えてくれるオイルの摂り方とともにおすすめオイルを紹介していきます。
脂肪不足は脳だけでなく卵巣の働きも悪くしてしまう!?
太らないようにと避けてしまいがちな脂肪ですが、日々の食事で摂取する脂肪は脳の働きを良くする重要な役目を持っています。というのも、神経細胞がつくられる1つの栄養素にオメガ3脂肪酸という油があり、これは体内でつくることができません。そのため食事から摂取する必要があるのです。
さらに身体に適度な脂肪がないと、脳の働きが悪くなるほか、女性ホルモンをつくる卵巣の働きも鈍くなり、不調の原因に繋がってしまうことも。卵巣の働きをサポートするには良質な植物性のオイルがオススメですので、意識して摂取してください。
上質な脂肪は代謝を上げてダイエット効果も高めてくれる
体重を落としたい時の食事療法として「低脂肪・高たんぱく質」という言葉をよく聞きますが、実はこのような食事法よりも上質な脂肪を摂取した方が身体の代謝スピードは上がると言われています。低脂肪を心掛けるよりも少し奮発して良質なオイルを摂取する方が健康にもダイエットにも良いというわけです。
〈積極的に摂取したい良質オイル〉
・アボガドオイル
・オリーブオイル
・ココナッツオイル
・亜麻仁油
ここで1つ注意したいのが、脂質なら何でもOKではないことです。例えば、マーガリンやクリーム、ショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸という油はコレステロール増加の原因や動脈硬化を引き起こす可能性があると言われています。
〈トランス脂肪酸が含まれているもの〉
・マーガリン
・ファットスプレッド
・ショートニング
・ドーナツやケーキなどの洋菓子
・ファーストフード
偏った食生活は体調を崩す以外にも、ホルモンバランスを乱してしまいます。大切な栄養素であり、料理を美味しくしてくれる良質オイルを控えていたという人は、ぜひお家ごはんで積極的に取り入れてみてくださいね。
参考:
農林水産省:
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/
NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXDZO18513730Z11C10A1W13001
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