自然の力でキッチンをデトックス!人と環境にやさしいサスティナブル洗剤とは?

キッチン掃除で面倒なのが食べ物や洗剤カス、油などで汚れがちな排水口の掃除。毎日使う場所だからこそきれいにしたいものの、ついサボってしまう場所ではないでしょうか。

今回はつい放置しがちなキッチンの排水口の汚れや詰まりに対して、環境を助けながら簡単にきれいにできるサスティナブル洗剤に注目。北欧ブランドを多く取り扱うサスティナブルショップ「エコンフォートハウス」にお聞きしました。

キッチンの排水口を掃除する頻度は?

キッチンの排水口を掃除する頻度は、目安として1週間に1度くらい。「生臭いニオイがする」「ヌメリが気になる」「詰まりが生じてきた」このような状況に当てはまる場合は、すぐにでも掃除をしましょう。

手が届く範囲であればブラシを使ってキレイにできますが、問題は手が届かない排水口の奥と排水管です。専用のパイプクリーナーが市販で出まわっているものの、ケミカルな成分を使った洗剤は、環境汚染や健康被害につながる可能性があります。そこで目を向けたいのが、ナチュラル酵素洗剤。海を汚さない、使う人の健康を害さない、そんな人と環境にやさしいだけじゃなく、環境を助けるサスティナブル洗剤が今注目を集めています。

食だけじゃない、掃除でも活躍している「酵素」

ケミカルを使わない洗剤として近年注目を集めているのは、実は健康食としても人気の「酵素」。そもそも酵素とはタンパク質であり、生物ではありません。例えるなら有機物(汚れ)を分解する「ハサミ」のようなもの。その機能で汚れをバクテリアが分解できるまでの大きさに分解します。

そんな酵素を掃除に活かしている事例が、ベルギーのサスティナブル洗剤「eezym(イージム)」。世界の浄水処理場や食品工場の衛生管理を、30年以上にわたり酵素の力で解決している「REALCO(リアルコ)社」が手掛けた家庭用のナチュラル酵素洗剤です。天然由来の酵素を使って汚れを分解、さらにその分解された汚れを今度はバクテリアが分解し、自然の力で排水管の汚れを最終的に水や二酸化炭素など無害な物質にまで変化させる……、このような酵素洗剤は次世代のお掃除グッズとして注目を集めています。

キッチンや排水口の掃除だけでなく、浄水処理場へ続く下水道までキレイにできる酵素入りの洗剤は、環境に負荷を与えない“ナチュラル洗剤”というより、環境を助けるという一歩進んだ“サスティナブル洗剤”。eezymの場合は酵素の働きにピークがあるため、開封したら6ヶ月が使用期限の目安となります。防腐剤や保存剤のケミカル成分を使わないというナチュラル洗剤へのこだわりがある故に使用期間があるのです。使いはじめから2週間は毎日、それ以降は週2〜3回、一日の水仕事が終わった後、排水口に撒くだけでOK。ブラシを片手にパイプクリーナーを持って掃除するのは面倒ですが、サッと撒くだけならストレスにならずできるというもの。こうした苦にならないナチュラルなサスティナブル洗剤は、これからの社会にとって必要な洗剤として今後広まっていくことが予想されます。

大切な家族のおうちごはんを作り出すキッチンは、いつだって清潔を保ちたい場所。排水管を地球の腸とみたてれば、あまり強いケミカルの洗剤を流し込みたくないですよね。キッチン・デトックスで、体の腸内をキレイにするのと同じように、キッチンの見えない部分までしっかりケアしてくださいね。

取材協力:エコンフォートハウス

https://www.ecomfort.jp/

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