もう一度食べてみたい! 平成時代に流行った女性に人気のトレンドフード

2019年4月30日で終わってしまう平成。31年間という1つの時代が終わりを告げますが、その年ごとに多くの食文化が登場し、話題となりました。

今回はそんな平成時代を盛り上げてくれたトレンドフードをもう一度振り返ってみたいと思います。「もう一度食べたい!」と懐かしむ食の歴史をまとめてみました。

バブルの余韻からスタートした平成時代

平成は「食のエンターテインメント」とも呼ばれる時代であり、実にユニークな食文化が流行りました。その中でも、まず注目したいのが1980年代後半から1990年代にかけて流行った「バブル飯」の存在。お立ち台カルチャーが提示する派手なボディコン女性やバブル戦士たちの気分を高めてくれる「イタめし」は、まさに居酒屋気分で気軽に美味しく食べられるイタリア料理として食の一大ブームに!オシャレに楽しめるバブル飯として多くの人に受け入れられました。

安心・安全が優先されるお袋の味が求められるように

華やかだったバブル時代から一変、2000年代に入るとバブル崩壊後は食にまつわる深刻な事件も話題となりました。とくに記憶として残されているのが食物偽装事件。大手食品メーカーによる偽装問題がニュースで取り上げられていたのを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。食の安心・安全が見直されると同時に手作りの家庭料理に関心が高まり始めたのもこの頃です。

ちなみに、今や「おうちごはん」に欠かせない料理アプリのパイオニアとして人気を誇っているクックパッドが出てきたのも2000年頃から。家でつくる手作りご飯の良さが見直されました。

韓流ブームから東南アジアまで、空前のアジアブーム到来!

それまではフランス料理や前述に記したイタリア料理(イタめし)など西欧料理が流行していた日本でしたが、2000年代からは空前のアジアブームが到来します。韓国ドラマ「冬のソナタ」を皮切りに韓国料理が大ブレイク!参鶏湯、トッポギ、チーズダッカルビなど次々に韓国料理が登場し、今や定番料理となりました。最近では、のび〜るチーズが楽しい韓国式アメリカンドッグ「ハットク」がインスタでも話題沸騰中ですよね。

さらに韓流ブームから、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、台湾と東南アジア系のエスニックフードが大流行。パクチーなど美容や健康に良いとされる食材が注目を集め、SNSに投稿されるたびにプチブームを巻き起こすようになりました。

インスタ映えで盛り上がる平成フード!

平成で流行をつくる最も重要なキーワードは情報発信。食べログやミクシィ、フェイスブック、ツイッターなどSNSから得た食情報が物を言う時代でした。そして今日、インスタグラムにアップされる平成フードは「インスタ映え」と呼ばれるインパクト重視のごはんたち。おうちごはんでも見た目が可愛いキャラ弁や、ジャーサラダ、常備菜などが日々新しいアイディアがアップデートされています。

最近では、フォトジェニックグルメの進化版としてプロジェクションマッピングを使ったカフェメニューなど、飲食だけではない「ここだけ」の特典があるのも平成時代を象徴しているのかもしれません。

時代とともにさまざまなブームを巻き起こしてくれた平成フードたち。こうして振り返ってみると「もう一度食べたいな」と感じる食べ物が蘇ってくるのではないでしょうか。昔の記憶とともに、ぜひその味わいをぜひ思い出してみてくださいね。

参考:

著:畑中三応子「ファッションフードあります。」

OTEKOMACHI:https://goo.gl/Jy5PKL

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