今日、なに食べる?主婦のお悩み解決塾 〜献立決め〜

毎日の献立決めに迷ったり、レパートリーがなくて似たような料理が毎日並んだり。そんな悩みをお持ちの方、意外に多いですよね。
今回のテーマは、そんな主婦の悩みの種である「献立決め」について。
私は昔から根っからの『栄養マニア』なので、食品バランスや1日の摂取品目数などを数えるのが大好き!
6つの食品群や食事バランスガイド(厚生労働省、農水省決定)を自然と意識して献立を組み立てています。
でも、これって知識がないととっても大変なこと。これをやりましょうなんて言われても、よくわからない…と思ってしまう人の方が多いのでは?

そんなときの第一ステップとしては食卓の色あいがキレイであればそれでOKと私は考えています。
お母さんが栄養バランスを考えるのに一生懸命になりすぎるよりも、無理のない範囲で美味しく健康に、笑顔のある食卓の方がいいですものね。
では、「美しい食卓の色あい」とはどういうことでしょう。食器?お花を飾る?
いえいえ、そこは食べ物本来の色で勝負!

赤、黄、緑、白、黒。これらの色がバランスよく配置されていると◎。栄養バランスを考えなくてもカラフルに色を揃えるだけできちんと栄養も整ってしまうものです。
小学校でも、赤、黄、緑といった色で食べ物の種類をわかりやすく教えてくれていますが、あれと同じような考え方です。

● 赤:肉や魚、トマトや人参などの野菜など
● 黄:卵や大豆製品、それにかぼちゃやトウモロコシなど
● 緑:ブロッコリーやほうれん草などの緑色の野菜
● 白:ご飯、パンなど主食となるもの
● 黒:海藻類やきのこ類など

料理の前に使う食材をバットに並べて俯瞰してみると色バランスの仕上がりをイメージしやすいですよ。
こうして俯瞰すると、同じ野菜を複数の料理に使うといったことも考えやすく、食材をまとめてカットできるので効率よく作業ができるのもメリットの一つです。

さて、色のバランスが確認できたら、次は調理。
ついつい自分の好きな調理法ばかり選んでいませんか?
焼く、煮る、炒める、蒸す、揚げる、茹でる。それに生。調理法にはさまざまな種類がありますが、自分の得意な調理法を多用するとどれも似たような味、色あいになりがち。
こっちを焼いたらこっちは煮る。今日は揚げたら明日は炒める。そんな風に、調理法を意識して使い分けると、似たような食材を使っていても食卓にメリハリがつくし、献立を考えやすくなりますよ。

あまり難しく考えずに、まずは色と複数の調理法の組み合わせで今日の献立を決めてみてくださいね。

【出典】
知っておきたい栄養学(GAKKEN)

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