おしゃれFOODIEがいく〈POKEが流行の予感〉

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちのこと。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは、自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化をつくり出す未来もそう遠くはありません。

そんなFOODIEが注目している新しい食文化について、今回は「POKE(ポケ、ポキ)」をご紹介したいと思います。まず、この名前を聞いてどんな料理が思い浮かびますか?POKEはポキともポケとも読まれるハワイ語です。そう、POKEはハワイのローカルフードでありながら進化を続けているこれから注目すべき料理。いったいどんな料理かというと、魚介類の切り身に塩・醤油・オイル・香味野菜などを混ぜ込んだものです。代表的なものならマグロ(主にキハダマグロ)を使ったアヒ・ポキと呼ばれるものです。この他にもカツオ、タコ、サーモンなど魚介類をベースに作られることが多いようです。香味野菜もトマト、玉ねぎ、小葱、がオーソドックスですがこれに限りません。オイルはごま油が用いられることが多く、これらを混ぜたものがハワイのスーパーマーケットに何種類も並んでいます。辛みのあるものや、醤油味、ナッツの入ったものなどバリエーションも豊か。それをライスにのせて“丼”にしていただくのがローカルの食べ方。ビーチやカフェでも手軽に食べることができます。

そんなポキ丼が昨年LAで流行りだしたというのです。LAスタイルのポキ丼は“Build your own bowl.”。つまり、米、魚、野菜、オイル、味付けを自分でカスタマイズするのです。どこかで聞いたような…そう!チョップドサラダ!つまりイマドキの流行りポイントは自分の食べたいものをチョイスして食べるところにあるようですね。そしてLAが流行の発信源であることも注目したいところです。

一方で数年前からBENTO(弁当)も世界的に流行し始めています。簡単に購入できる、手軽につくることができるBENTO。食べたいときにさっと食べることができるという点ではPOKEに共通しています。きちんと栄養のある食事をしっかりと、それを手早くスマートに食べる、ファストフードの要素とスローフードの要素を併せ持つBENTOと同じようなポジションで広まりつつあるPOKE。日本でも近いうちにPOKEブームが到来するのではないでしょうか。

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