開封後のお酢の保存方法は?賞味期限や使用目安期間もチェック!

殺菌力が強く腐らない」といわれている「お酢」ですが、酸化してしまうことがあるのをご存知でしょうか。このコラムでは、お酢の保存方法や使用目安期間を解説するとともに、最後までおいしく使い切るポイントをまとめて紹介します。

開封したお酢の保存方法

まず、お酢は開封後、冷暗所に縦置きで保存することが基本。直射日光が当たらない場所であれば、常温でもよしとされていますが、時期によって使用目安期間や保管場所を変えた方がよい場合もあります。特に気温と湿度が上がる夏場は、常温ではなく冷蔵庫で保存しておくのがおすすめ。保存状態にもよりますが、ひとつの目安として、夏場以外なら「穀物酢」「純玄米酢」「リンゴ酢」などは常温保存可能とされています。

お酢に賞味期限や使用期間の目安はある?

一般的に、お酢の賞味期限は未開封なら2年間といわれています。開封後の賞味期限は、常温保存なら10日〜半年、冷蔵保存なら1年ほど。お酢の種類にもよりますが、なるべく長く使いたいのであれば冷蔵保存がおすすめです。その中でも注意したいのは、開封後の賞味期限が早いお酢ドリンク。穀物酢や純玄米酢、リンゴ酢などは比較的保存期間が長いとされています。こうした背景には、お酢そのものには殺菌力があっても、ほかの材料と合わさることで殺菌力が低下するという理由があるためです。一般的に料理に使用するお酢なら、3ヶ月〜半年以内に使い切ることを目安にしてください。

美味しい状態でお酢を保存するコツ

お酢をなるべく長く美味しい状態にするためには、次のコツを押さえておきましょう。

・冷蔵庫で保存する

・(米酢なら)食塩の力を借りる

・酢酸発酵を対策する

・キャップをしっかりしめる

先述した通り、長持ちさせることを優先するなら常温保存より冷蔵庫保存。酢酸菌は30度前後から繁殖しやすいので、頻繁に使わないなら冷蔵庫に入れる方が繁殖を防げると考えられています。また、米酢の場合は1%くらいの食塩を加えることで、食塩に弱い酢酸菌の発酵防止が期待できます。飲料用には不向きですので、お料理に食塩を使うような米酢などが望ましいです。

食塩を使いたくない場合は、お酢を毎日揺らすことで発酵を防げるともいわれています。目に見えない酢酸菌の活動を抑制する効果が期待できるとともに、揺らさない状態より美味しいお酢のままで保存できるそうなので、ぜひ試してみてください。もちろんキャップはしっかり締めて保存してください。

お酢は健康や美容にも効果が期待されている調味料ですが、美味しい状態を保つにはちょっとしたコツが必要です。このコラムを参考に、自宅にあるお酢を見直してみてくださいね。

参考

【ミツカングループ商品・メニューサイト】

【とば屋酢店公式ブログ】



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