2021.1.6UP
ガス or IH 気になる違い
新居に引っ越すときやリフォーム時、料理をする人ならばコンロがガスなのか、IHなのかは気になりますね。もともと家に備わっていたものを使っている方も多いかと思います。ガスor IHは、どちらが絶対的に良いということはありません。その人の生活スタイルや好みで選ぶのが最適です。
【ガス】
<メリット>
・火が目に見えるのでわかりやすい
・調理器具を選ばない
・停電時も使える
・あぶり調理ができる
<デメリット>
・掃除が面倒
・火災の危険がある
【IH】
<メリット>
・見た目がすっきりしている
・手入れがラク
・火災の危険が少ない
<デメリット>
・鍋が振れない
・対応調理器具しか使えない
・同時に4つの熱源を使うと最大火力が制限されてしまう
双方の主なメリット・デメリットをまとめてみました。最近はガスもIHも、デメリット部分を克服した商品が多く出てきています。
例えばガスコンロ。
五徳やお皿を外して洗う手間は、20年以上前のものとはくらべものにならないほどに。さっとふき取るだけでキレイになる商品が増えています。また、火災の懸念に関しては、Siセンサーがついているものであれば安全性が高いです。Siセンサーとは、鍋底の温度を感知する「温度センサー」と、熱風を感知して立ち消えなどを防止する「炎検知センサー」2つのセンサーで構成されています。うっかり火をつけっぱなしにして火事になってしまうというような事故を防ぐことができます。
一方のIH。
中華鍋や土鍋は、IHでは使えないものの代表選手でした。最近はIHコンロユーザーも増えておりIH対応機器へのニーズが高いことから、中華鍋や土鍋など、従来はIH対応でなかったものでも対応している製品が増えてきました。
では、何で決めるのか。
例えば私の場合は、さっと海苔をあぶったり、中華鍋を振ったり。火でないとできない作業で重視しているものが色々とあります。また、3つのコンロとグリルを同時に使うこともあることから、この使用法では最大火力が抑えられてしまうIHを使うという選択肢はありませんでした。
IHを選択したご家庭でよく聞くのが、見た目。フラットな外観は、オープンキッチンですっきり見せたいご家庭に最適。汚れてもさっとふき取ればいいのも魅力です。使用後すぐでなければ、作業台替わりとしても使えるのでキッチンを広く使えるというメリットも。また、高齢の親と同居の場合など、火を使うことに不安がある場合にもIHは適しています。
このように、自分の生活スタイルと照らし合わせてガスとIHどちらが向いているのか考えてみると後悔しない熱源選びができますよ。
参照:ノーリツ住設(株)ホームページ
オフィシャルメンバー:戸根みちこ