夏のフルーツ、進化してます

季節の移ろいを感じられるフルーツ。

皆さん、夏のフルーツで思い浮かべるものは何ですか?

スイカに桃、パイナップルにさくらんぼ。

いろいろありますね。

何気なく買っているかもしれないこのフルーツですが、実は少しずつ進化しています。

話題の台湾パイナップルは「おいしい+エコ」

今年に入って、台湾パイナップルが日本に出回っているのをご存じですか?台湾パイナップルといえば、以前は98%が中国向けに輸出されていたそうですが、2021年3月より、中国が台湾産パイナップルの輸入を停止したことにより行き場を失ってしまったそうです。

そのような流れの中で日本に台湾パイナップルが入ってくるようになったのですが、これがなんともおいしい。台湾に住んだことのある友人たちは、口をそろえて「台湾のフルーツはおいしい!」と言います。

パイナップルもしかり。

甘くてジューシーなのはもちろんのこと、台湾パイナップルは芯までおいしく食べられるのです!パイナップルの芯は固くて甘みもないので今までずっと捨てていましたが、恐る恐る台湾パイナップルの芯を食べてみると本当においしいではないですか!

カットしたときに出るごみも大幅に削減できるエコにもつながるので、この夏ぜひともおすすめしたいフルーツです。



りんご界に異変?夏でもおいしいりんごたち

りんごといえば秋のフルーツですよね。

ところがここ最近、夏でも店頭に並ぶようになりました。

夏に売られているりんごは食感が悪く、味がぼけたものも多いので、個人的にはあまり好きではありませんでした。私の記憶にあるまずいりんごは、秋に収穫されたものを貯蔵庫で長期保管されていたものだったのだろうと思います。

ですがここ数年、品種改良から夏に収穫できるりんごが国内に登場し、夏でもりんごのカリッとした食感を楽しめるようになりました。また、ニュージーランド産のりんごも夏に輸入されるようになり、これがまたシャキシャキ食感なのです!

とにかく「ぼけた食感」のりんごが大っ嫌いな私にとって、ここ数年のりんご界の変化は目を見張るもの。ハズレのりんごに出会う確率が激減しています。夏りんごを敬遠していた方、よかったらお試しください。

すいかの皮は薄く、タネは可食に?!

物語の中で登場するスイカは、人の顔よりも大きくて種がいっぱい。

縁側に座ってタネをぷっと吐き出すシーンは、日本の夏の光景としてよく描かれます。けれども、大きなスイカを買って帰ってきて冷蔵庫にしまうのはなかなか大変ですよね。そんな中、年々売り場面積を伸ばしているのが、従来のものよりも一回り以上小さい小玉すいか。

皮もかなり薄くなって、可食部が増えているものも出てきています。今年出た品種で驚くべきものになると、種も食べられるというスイカ。種自体が小さくて歯にぶつからなため、そのまま気にならず食べられるそうです。種を「ぷっ」と出すあの夏の光景も変わってくるのでしょうか。



フルーツはビタミンが豊富で、水分補給にもなる体にもうれしい食べ物。数年前との違いを見つけながら食べるのもまた楽しいですよ。



参照:東洋経済オンライン

オフィシャルメンバー:戸根みちこ

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