2019.11.12UP
五月病に負けない!心を整える和食でメンタルデトックス
外は穏やかで過ごしやすいのに、やる気が出ない……。このような症状が出た時、真っ先に思い当たるのが「五月病」の存在。スポーツで体を動かしてみたり友人と楽しく過ごすといった療法が一般的に挙げられますが、実は食事からも落ち込んだ心を整えることができるのをご存じでしょうか。
放置したままにすれば「うつ病」や「睡眠障害」「適応障害」に発展してしまう可能性がある「五月病」。今回はメンタルデトックス効果のある和食をご紹介します。
どんな人が五月病になりやすい?
五月病になりやすい人には共通点があります。まずは五月病の可能性がないかをチェックしてみましょう。
・完璧主義者
・真面目で几帳面
・一生懸命頑張ってしまう
・我慢してしまう
五月病の具体的な症状とは?
五月病は自律神経の乱れが原因で起こることから心と身体に様々な支障をもたらします。具体的な症状がこちら。
・過食または拒食症状が出る
・夜眠れない
・仕事や学校に行きたくないと思う
・人と会いたくない
・頭痛や腹痛がひどい
・疲れやすい
・やる気がでなくて怠い
・思考がネガティブ
・集中できない
・焦燥感やイライラが拭えない
五月病の予防に効果的な和食とは?
五月病にならない予防策として、おすすめなのが幸せホルモンと言われる「セロトニン」を増やすこと。このセロトニンの分泌が増えると睡眠障害や不安感や恐怖感、ストレスが緩和されると言われています。では、どのような食事を摂ればセロトニンが増えるのでしょうか?
・お味噌汁
豆腐やお味噌にはトリプトファンと呼ばれるアミノ酸が含まれています。このトリプトファンはセロトニンを作り出す成分のひとつ。疲れた時にお味噌汁を飲むとホッとするのも、セロトニンが分泌されてリラックス効果が高まっていると言えます。
・牛しゃぶ
鍋を囲んで食べる牛しゃぶにもセロトニンを作る食材がいっぱい!牛肉をはじめ、豆腐やうどん、春菊、椎茸など多くの具材に含まれています。お味噌汁と同じように、どこか心が落ち着く感覚になるのはセロトニン効果なのかもしれません。
・お刺身
まぐろの赤身、かつお、あじ、いわしなど、普段食べている魚にもトリプトファンは含まれています。特に魚はトリプトファンの含有量が多いと言われる食材ですので、五月病予防におすすめです。
幸せホルモン「セロトニン」を分泌する食材を食べれば、五月病が絶対に治るというわけではありませんが、食事の内容を意識してみることで精神を安定させる効果は期待できます。また、「食べなければいけない!」と自分にストレスを与えてしまうのもNG。家族や友人、恋人と一緒に時間をかけて食事を楽しめば、それだけでもセロトニンの分泌が活性化します。
気分が落ち込みやすい時季だからこそ、「和食」でメンタルデトックス。心を整えて周囲とのコミュニケーションを深めてみてください。