2019.11.12UP
おしゃれFOODIEがいく〈ゴールデンな食べ物たち〉
FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来もそう遠くはありません。
そんなFOODIEが注目している新しい食文化について、今回は「ゴールデンな食べ物たち」をキーワードに紹介したいと思います。
色のついた食べ物は基本的にその色素成分が独自のパワーを持っています。今回はゴールデンミルクで脚光を浴びたウコン(=ターメリック)とゴールデンベリー(=食用ほうずき)について。まずは「ウコン」から解説していきます。
ウコンといえば、カレーやお酒を飲むときの強い味方というイメージがあるかと思いますが、他にもさまざまな効果効能があるといわれています。ゴールデンミルクという呼び名で一躍スーパーフードの仲間入りをしたことで、最近では健康面でかなりの注目を集めています。ゴールデンミルクの作り方はウコンを少量のオイルとともに牛乳や豆乳に混ぜるだけ。このウコンが持つ黄金色はクルクミンという黄色い色素でポリフェノールの一種です。中医学の世界では肝臓病・皮膚の症状・呼吸器系・胃腸虚弱・捻挫・関節痛・外傷の治療に用いられてきました。気・血の巡りを良くする効果が期待できるとされ、薬膳でもよく使われています。さらに嬉しいことに、クルクミンは強力な抗酸化作用を促すためアンチエイジング効果が高いともいわれています。抗炎症効果・抗菌・抗がん性に期待できるほか、150以上の効果効能があると言われている、まさにスーパーフード。積極的に摂り入れていきたいところですが、水に溶けにくく油に溶ける性質があるので、調理の際は油と合わせることが基本です。手軽で簡単な摂取方法としてはターメリックライスがおすすめ。研いだお米に油とウコンを入れて炊くだけというシンプルな調理法ですが、見た目も華やかで味も食べやすいのでぜひ試してみてください。
次はゴールデンベリーです。日本ではあまり馴染みのない「食用ほうずき」のことで、近年ではスーパーフードとしてドライタイプをよく見かけるようになりました。ビタミンA・C・E、ナイアシン、カルシウム、リン、鉄分、食物繊維と豊富な栄養素がある中、1番の特徴はイノシトールです。代謝を促し血行を促進させるので、脂肪の蓄積を防ぎコレステロール値を減らす効果が期待できます。また、抗酸化作用によるアンチエイジング効果、保湿効果、美髪・育毛効果、免疫力アップと美容方面でも嬉しい効果が盛り沢山。ゴールデンベリーはこのイノシトール含有量が特に多く、まさに時代の先端をいくスーパーフードというわけです。生のものはなかなか手に入りませんが、ドライタイプは気軽に購入可能です。噛み応えがあるので口さみしいときのおやつとしても最適です。
ゴールデンな食べ物はいかがでしたでしょうか。健康にも美容にも効果効能が高いとされていますが、食べ過ぎには注意が必要です。持病をお持ちの方や投薬中の方、妊娠中の方は医師に相談しておくと安心です。いくら栄養価が高いとはいえ、どのスーパーフードも摂りすぎは禁物です。適量を長く続けていくことが美と健康に繋がりますので、ぜひ意識してみてください。
ゴールデン南瓜サラダ
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
参考: 「INYOU」WEB