「おしゃれFOODIEがいく〈口内世界旅行~カナダ~〉」

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来も、そう遠くはありません。

そんなFOODIEが注目する新しい食文化について、今回は「口内世界旅行」をキーワードにカナダについてお届けします。

いつもの日常が日常でなくなり、世界中が渡航制限をし、観光目的の海外旅行が難しくなってもう半年以上たちました。そんなときだからこそ提案したいのが「口内世界旅行」!おうちで世界の料理を作って、旅行気分を味わいましょう。第2回は “カナダ”です。

カナダ料理と聞いてもコレという料理は残念ながら浮かんできません…。というのも、カナダは移民の国なので伝統料理と呼ばれる料理がないのです。とはいえ、地域によって地元の食材を独自に調理した郷土料理はいくつかあるようです。

「プーティン」

ケベック州の郷土料理。フライドポテトの上にとろけるチーズとグレイビーソースをかけたもの。ファストフード店や学食でも食べられます。

「ロブスターやサーモン」

大自然に囲まれたカナダはシーフードが豊富です。

「ナナイモバー」

七芋?と想像してしまいますが、お芋は入っていません。砕いたココアクッキー生地、カスタードクリーム生地、チョコレートコーティングの3層からなる、かなり甘いスイーツ。カナダのスイーツは基本日本人には甘すぎるくらい甘いです。

「チキンウイング」

これは愛知県の手羽先に似ています。カナダのバンクーバーでは、ビールのお供といえばチキンウイングというくらい親しまれていて、水曜日は「チキンウイングズデー」と呼ばれているほど。とても安く、手軽に食べられるそうです。味付けは、辛いホットソース、BBQ、テリヤキ、ハニーガーリック、タイチリ…とさまざま。たくさん頼んで食べ比べを楽しみます。

「メープルシロップ」

やっぱりカナダといえば、メープルシロップ!カエデの樹液をじっくり煮詰めたもので、なんと年間6万トンも生産しているそうです。純粋なメープルシロップは、夏に樹木の内部にあるでんぷんを糖分に変え、寒さが厳しいカナダの冬を超えて、春になるとようやくメープルウォーターが抽出でき、そのメープルウォーターは40リットル採取しても煮詰めるのでメープルシロップはたった1リットルしかできません。というわけで、スーパーに安価に売られている「ケーキシロップ」は純生のメープルシロップではありません。他の安価なシロップにメープルの風味付けをしたものが多く出まわっています。純正のものは、原材料に「カエデ樹液」「楓糖液」「メープルシロップ」と書かれているので、チェックしてみてくださいね。メーカーや等級によって風味が異なるので、いろいろ試すのがおすすめです。メープルシロップの栄養価は、日本人に不足しがちなカルシウム・マグネシウム・亜鉛・カリウムが多く含まれます。他の一般的な甘味料に比べてミネラルが多いのに低カロリー。65種類のポリフェノールも含まれます。また、体内で分解されやすい糖分なので、運動時のエネルギーブースターとしても最適。スイーツだけでなく、お料理に使うのもオススメです。

今回のレシピには、チキンウイングにメープルシロップで味付けをしたお料理を紹介しています。そちらもぜひご覧くださいね。

参考 「メープルシロップ」WEB

   「メープルフロムカナダ」

オフィシャルメンバー:滝野香織

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