おしゃれFOODIEがいく〈ラム肉ブーム復活〉

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来もそう遠くはありません。

そんなFOODIEが注目している新しい食文化について、今回は「ラム肉ブーム復活」をキーワードに紹介したいと思います。

皆さん、2005年に「ジンギスカンブーム」が起きたことを覚えていますか?当時は筆者も気軽に食べていたジンギスカンですが、羊肉はラム肉とマトンに分かれます。ラム肉は生後12か月未満の羊、マトンは生後1年以上の羊肉です。

独特な香りに好みが分かれるからか、または当時は赤身よりも脂の多い、いわゆる「サシ」の入った肉がブームだったからか、今ほどの盛り上がりもなく店舗も縮小傾向にあったようです。しかし今、「ひつじ女子」「羊系肉食女子」というワードが生まれるほどにブームが再熱しています。巷に「羊肉」の文字を良く見るようになりましたし、スーパーマーケットの精肉売場にもラムチョップやラムのもも肉などが並ぶようになりました。牛・豚・鶏に次ぐ第4の肉の座に君臨したのです。

ではなぜ今羊肉なのか。これについて、筆者は第一に赤身肉ブームがきっかけではないかと思います。サシの入った高級肉に飽きてきたのか、赤身肉の方が「ツウ」っぽいと思われるからなのか、ヘルシー志向なのか……。健康面や実際のうま味を考えると、たしかに赤身の方が好まれるのは想像がつきます。

まず、羊肉は血中の中性脂肪やコレステロールを下げると言われているL-カルニチンが豊富なことで有名です。吸収性に優れた鉄分を豊富に含み、亜鉛も多いです。脂質は他の肉に比べて少なく、でも体に必要な不飽和脂肪酸を多く含みます。低糖質志向の方にも好まれます。欠点と思われていた特徴的な強い香りも輸送技術の発達や冷凍技術の進化により、不快だった香りが軽減し、独特の香りも「牧草の香り」などと例えられて美味しい香りに変わりました。

次に羊肉の食べ方です。昔は羊肉と言えば、ほとんどがラムチョップのグリルかジンギスカンだけでした。しかし現在はどうでしょう。刺身、ハンバーグ、しゃぶしゃぶ、餃子、炒め物など多岐にわたります。オリジナル料理も多数存在するようで、人気のほどがうかがえます。ちなみに、私のお気に入りはモモ肉のステーキです。キメの細かいしっとりとした赤身はパサつくことなく、鼻から抜ける香りも上品です。薄切り肉をスパイスやコチュジャンで炒めたり、塩だけで炒めるレシピもあります。どれもとても美味しく、子どもたちも抵抗なく羊肉を食べていることから、羊肉に対するイメージが以前とは変わってきたことがわかります。

2020年の東京オリンピック開催に向けて、羊肉の日常化は必要不可欠に思います。羊肉は宗教制限がありません。羊肉は世界で1番食べられている肉なのです。羊肉に苦手意識のある方は、現代の最新の羊肉を食べてみてください。ぜひその美味しさを知って好きになってほしいものです。

ラム肉を使ったレシピはこちら

ラム肉と長ネギの甘辛炒め

ラム肉と長ネギの甘辛炒め

<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>

参考 「ホットペッパー」WEB

「日本ハム」WEB

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