今さら聞けない、グルテンフリー

健康や美容に気を使っている方たちと話をしていると、その時々の食のトレンドワードを耳にします。

その中でも、ここ数年すっかりメジャーになったキーワードのひとつが「グルテンフリー」。エリカアンギャルさんがグルテンフリーの食事指導を行い、美しくなったモデルや女優さんたちが話題となり、一気にメジャーとなりました。

そして今日。アメリカではグルテンフリー食品を取り扱うのは当たり前となり、スーパーだけでなく外食でもグルテンフリーを選択できるまでになっています。

日本も遅ればせながらグルテンフリーという言葉が広まりを見せ、グルテンフリー食材も以前に比べたら手に入りやすくなりました。ここでは、改めてグルテンフリーについて解説していきたいと思います。

■グルテンとは?

そもそもグルテンとは何なのでしょう?グルテンとは小麦やライ麦などに含まれるたんぱく質の一種で、グリアジンとグルテニンという2つのたんぱく質から構成されています。水分を維持したり弾力を作り出す役割を持ち、とくにパン作りにおいてはモチモチとした食感を作り出すのに欠かせない成分です。けれども残念なことに、このグルテンには血糖値を上昇させる働きがあったりアレルギー症状を引き起こしたりというマイナス面があることが最新の医学研究で分かり、グルテンを含まない「グルテンフリー」が流行り始めたのです。

最初は病気改善のために取り入れられ始めたグルテンフリーですが、その効果が知られるようになり、モデルやスポーツ選手をはじめとする美容や健康に意識の高い人々の中で広がりを見せていきました。

■グルテンフリーの効果とは?

食生活をグルテンフリーに変えることで、以下のような効果があると言われています。

・美肌効果

・ダイエット効果

・アンチエイジング効果

・集中力アップ効果

おやつにはグルテンが含まれるものがほとんどですが、おからパウダーやアーモンドプードルを使ってグルテンフリーのスイーツを作ることも可能です。

グルテンフリービスケット

グルテンフリービスケット

<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>

■低GI

グルテンフリーと似て非なるものに、「低GI」というものもあります。GIというのは食品に含まれる糖質の吸収度合いを示すもので、これが低いほど血糖値が上昇しにくいことが証明されています。血糖値の急激な上昇は体に負担がかかるため、GI値の低い食品を優先して摂取することでダイエットや健康維持に効果があるとされています。

私の周辺でもグルテンフリーや低GIを自身の食生活に取り入れ、効果を実感している人たちがいますが、精神的に負荷がかかりすぎてしまったり体調に改善がみられない場合は無理に低GIを取り入れず、やり方を見直した方がいいかもしれません。しかしながら、今まで何となく不調を感じていた人は一度試してみる価値はあります。試してみようと考えているのであれば、専門家の書物などを参照し、しっかり理解した上でスタートしてくださいね。食の改善で見切り発車は長続きしないだけではなく体へのダメージになることもありますので慎重に。

参考資料

グルテンフリーのパンと麺とおやつ(PHP)

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