2020.1.21UP
調味料-XO醤について
中華食材の店に足を運ぶと、小瓶に入った調味料がたくさんあります。
豆板醤や甜麺醤、コチュジャン、豆豉醬など、多くの調味料がスーパーに置かれており、中華食材の中でも日本人に馴染みのあるものですね。今日はそんな中華料理に欠かせない醬(ペースト状の調味料)の中でも、私が大好きなXO醬についてご紹介します。
■XO醬はどんな調味料?
漢字が多く並ぶ醬たちの中で、「XO」という文字。
なぜここでアルファベット?と不思議に思います。
XO醬は醬の中でも高級で、干しエビ・干し貝柱・金華ハム・唐辛子など、高級な食材がふんだんに使われています。材料を見て意外に思うのは、ブランデーが使われていること。XOの名前の由来も、最高級ブランデーを表すXO(Extra Old)から取られているそうです。その歴史は比較的浅く、1980年代にザペニンシュラ香港のシェフが考案されたと言われています。高級食材のハーモニーが生み出す深いうまみが特徴で、炒め物やスープに使えるのはもちろん、そのまま食べてもおいしいのです。
■XO醬のおすすめレシピ
◇そのままを楽しむ
シンプルにXO醤の味を楽しみたければ、まずは冷ややっこに乗せてみてください。これだけでも十分おいしくて驚きますよ。
◇炒めて楽しむ
加熱することでさらに香りが立つXO醤。複雑なうまみが加わるので、簡単な炒め物も本格的な味に仕上がります。
いつもの焼きそばも、添付の粉末調味料を使わずにXO醤をメインにした調味料で味付けしてみませんか?まるで中華料理屋さんで食べるかのような味にびっくりしますよ。
◇煮て楽しむ
XO醤の楽しみ方は他にもあります。例えば干しエビや干し貝柱のうまみは、スープにしてもおいしく仕上がります。お好みの中華スープにXO醤を溶かし入れてみてください。いつもの中華スープにうまみと辛みが加わって極上の味になりますよ。
いかがですか?
一度買ったけれど使い方がわからなくてそのまま、という声もよく聞くXO醤。実は生から加熱まで、どのような調理法でもおいしくいただけるためにとても使い勝手のいい調味料なのです。「そういえば家にあったかもしれない」という方は、今夜の食事に活躍させてみてはいかがでしょうか?いつもの炒めものをワンランクアップさせたいという方は、ぜひ試してみてくださいね。