2019.11.11UP
ナツメグ ~ スパイスの世界 ~
「スパイス」という言葉を聞いたとき、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?
馴染みのある黒こしょう?唐辛子?
スパイス売り場をのぞいてみるとその種類はとても豊富!なにをどうしたらいいのかと、つい迷ってしまいます。
作りたい料理のために思いきって慣れないスパイスを買ったはいいけど使い道がわからずそのまま数年…、なんて残念なことも起こりがち。
けれどもスパイスには風味付けにとどまらない魅力がたくさんあるんです。
今回は「ナツメグ」についてお伝えしたいと思います。
ナツメグはハンバーグの香りづけとして使われている方も多く、私たちにとって身近なスパイスの1つ。ニクズク科の種子のタネ部分を粉末にしたナツメグについて、さっそく掘り下げてみましょう。
■ナツメグの歴史
古くは古代インドで医薬品として使われていたと言われているナツメグ。インドのバラモン教の教典ベーダには、ヒンドゥー教の医師たちがナツメグを頭痛、熱病、口臭消し、整腸などの医薬品として使っていると記されています。
■ナツメグの効能
ナツメグに期待できる効能は消炎効果・消化促進など。体を暖める効果があり、体が冷えやすい冷え性の女性にとって強い味方です。また、整腸作用、腸内ガスの抑制、下痢防止など消化器系の不調にもナツメグは活躍します。その他にも身体の痛みを和らげてくれる鎮痛作用や不眠に悩む人にもオススメです。
■ナツメグの注意点
高い効能を持つナツメグですが、大量摂取すると嘔吐やめまいなどの中毒症状を起こす恐れがあります。目安としては一度に5g以上。かなりの量を摂取した場合に中毒症状となる可能性があるので、通常の料理に使うだけであればあまり気にすることもありません。ただし、間違ってお子さんが食べてしまった…など様々なケースが考えられます。妊婦さんが大量摂取することもオススメできないので使う量は気を付けください。
■料理との合わせ方
ナツメグは火を通すことで香りがたつスパイスです。仕上がりに振るのではなく、最初に加えて火を通して使いましょう。なつめぐと相性の良い調理方法をまとめてみました。
◇ひき肉と合わせて
ナツメグといえばひき肉!この定番の組み合わせは文句なしの相性です。ハンバーグはもちろん、ドライカレーやミートソースなどにも向いています。ナツメグが肉の臭みを消して風味付けをしてくれます。
にんにく醤油風味の和風ロコモコ
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マルチグリルでしっとりジューシー☆基本のハンバーグ
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◇野菜炒めやクリーム系にも
実は野菜炒めにも相性のいいナツメグ。いつもの野菜炒めにナツメグを一振りしてみてください。ナツメグの甘い香りが野菜に合うのです。また、クリーム系とも味が馴染みやすいので、ホワイトソースの風味づけに一振りするのも◎。
ほくほく美味しい ツナと豆乳のかぼちゃグラタン
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身体あたたまる【カリフラワーの豆乳グラタン】
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◇ホットドリンクに
ナツメグには安眠効果があります。ホットミルクやホットココアなどに少量混ぜて飲めば、体を温めて寝つきをスムーズにしてくれます。眠れない夜のお供にナツメグ入りのホットドリンクを試してみてはいかがでしょうか。
魅力的なスパイスの世界。次回もお楽しみに。
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参考
出典:Organic Facts HP
日本中毒情報センター
公開日:2019.11.11
更新日:2024.12.27