韓国B級グルメ

今や流行の発信源でもあり、大人気の韓国グルメ。私も多分に漏れず韓国グルメの大ファンです。

自身のお料理教室でも韓国料理は人気が高く、決して辛いものばかりではないので子どもたちからも「美味しい」の声が届きます。今回は韓国グルメの中でも手軽に味わえるB級グルメについて書きます。

B級グルメは安くて美味しい「庶民の味」。屋台が多くある韓国にはB級グルメもたくさんあります。その代表は、なんといっても「トッポッキ」。

これは、うるち米から作られたトックという餅を甘辛いコチュジャンソースで煮込んだものです。練り物が入っていたり、野菜が入っていたり具のバリエーションは様々。

インスタントラーメンが入ったラッポギは、炭水化物×炭水化物でまさにジャンクな味わいが後を引くB級グルメです。

「キムパプ(キンパ)」はごま油の風味が美味しい海苔巻き。私はたくあんが決め手だと思うのですが、具材にルールはないようです。

「マンドゥ」は餃子のこと。世界中で餃子に似た食べ物は存在しますが、韓国の餃子は日本と同じように蒸したり焼いたり揚げたりとバリエーションが豊かです。

「韓国おでん」と訳されるのは、魚肉をすりつぶして平たくした練り物を串に刺してスープで煮込んだもの。冬の定番なところもおでんに似ています。

続いては「ホットク」。信州のおやきのようなもので、中身は砂糖やピーナッツ、シナモンなどで、砂糖が溶けてトロっとした具材がたまらないおいしさです。

「チャヂャンミョン(韓国ジャージャー麵)」は具材と麺を甘めの中国味噌で和えたもの。カップラーメンや袋めんにもなっているので、かなり親しみのある料理と言えます。

「プデチゲ」は、戦後に米軍部隊から流出したランチョンミートやソーセージをキムチチゲに入れて食べたのが始まりと言われています。インスタントラーメンも入れれば、ボリューム満点のお鍋に。

そして「フライドチキン」。韓国人はとにかくフライドチキンが大好きなのだそう。私たちがイメージするフライドチキンの他にも、揚げたチキンをコチュジャンソースで絡めたタッカンジョンも不動の人気。

他にもトックとソーセージが交互に串に刺さったものや、トルネードポテトも良く見かけます。

調味料としては、日本にはない甘いケチャップも多く見られます。そしてドライブのお供はトウモロコシなのだそう。韓国産のトウモロコシは黄みが薄く、紫色の粒がまだらに入っています。トウモロコシのアイスクリームも定番のようです。

韓国のB級グルメを見ていくと、しっかりお食事系が多いですよね。おやつのように楽しむのですが、割としっかり食べる印象です。 

コロナが落ち着いて、渡韓することがあったら、胃袋1つじゃ足りないな、と本気で思ってしまいます。韓国のB級グルメを食べるためだけの旅行プランがあってもおかしくないのでは?と思うくらい韓国のB級グルメはバリエーションに富んでいるのです。

参考:「韓国観光公社公式サイト」

オフィシャルメンバー:滝野 香織

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム