2019.11.12UP
おしゃれFOODIEがいく〈オイルの話~オメガ3~〉
FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来もそう遠くはありません。
そんなFOODIEが注目している新しい食文化について、今回はオイル第2弾「オメガ3」をキーワードに紹介したいと思います。
エネルギーや細胞膜の材料として使われ、体に蓄積されにくいという特徴を持つ不飽和脂肪酸。中でも体内で合成できないので食品から摂取しなければならない「必須脂肪酸」が含まれる多価不飽和脂肪酸には「オメガ6」「オメガ5」「オメガ3」の3つに分類されます。
その中でもさらに注目したいのがオメガ3。「α-リノレン酸」「EPA(エイコサペンタエン酸)」「DHA(ドコサヘキサエン酸)」の3種類が存在し、α-リノレン酸は血中の中性脂肪を抑制して血栓を予防します。がんや高血圧、アレルギーを予防する効果があることでも知られ、EPAは青魚に豊富に含まれることで有名ですよね。血液をサラサラにする効果、血栓予防、抗炎症作用、免疫機能調節、脂質代謝の改善、動脈硬化予防などの健康効果が期待できます。DHAは血液をサラサラにする他、脳に直接吸収される栄養成分であり、神経細胞を柔軟に保ち情報伝達をスムーズにするので「頭が良くなる成分」として有名です。
さまざまな効果効能があるα-リノレン酸を多く含むオイルの代表格と言えば「エゴマ油」。オイル成分のうち約60%がα-リノレン酸という高含有なオイルです。アレルギー反応を抑制する効果が高く、血管病の予防にも効果的。個性的な味わいで加熱不可となりますので、スムージーにするなど、そのまま摂取するのがおすすめです。
次に注目したいのが「インカインチオイル」。オメガ3オイルの中で、唯一加熱可能なオイルです。抗酸化作用が強く脂肪の燃焼を促進させ、利尿作用を促してむくみを改善させてくれることから、インナービューティーオイルと言えます。生食は独特な味がするので好みがわかれるところですが、軽い加熱であれば可能なので調理にも使えるのも嬉しいポイントです。
そして「亜麻仁油」もオメガ3オイルで有名です。脂肪燃焼をサポートする効果に加えて、更年期障害や月経前症候群に効果があるので女性に人気です。血液サラサラ効果で血中酸素がスムーズに流れて運動効率が良くなり、疲労回復も早まることからスポーツ選手も積極的に摂取しているそうです。
このほかにも「チアシードオイル」「キウイシードオイル」など、健康に繋がるオメガ3オイルはまだまだあります。酸化しやすいという特徴があるので、購入するタイミングを考えながら、毎日少しずつ継続的に摂取してくださいね。
亜麻仁油を使ったレシピ
モモとモッツアレラと生ハムのサラダ
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
参考 「読むオイル事典」YUKIE 主婦の友社