2020.12.2UP
冬に活躍、しょうがあれこれ
空気が乾燥してくる12月。朝起きたら喉が乾燥して、ちょっといがらっぽい・・・なんてことが起こりやすい時期です。
日常の食べ物でちょっとずつ免疫アップしたいところですが、そんな時の強い味方が「しょうが」です。
とくに生のしょうがは、「ジンゲロール」という成分が含まれています。ジンゲロールには殺菌作用、免疫細胞を活性化させる作用があり、このジンゲロール、加熱することで「ショウガオール」という成分に変化します。ショウガオールは代謝を活発にして血行を促し、体を温める作用のあるもの。すなわち、しょうがは冬にはもってこいの食材なのです。
乾燥してくるこれからの時期は、加熱したしょうがをたっぷり食べて「ショウガオール」のパワーをもらいましょう。
【ごはんに入れて】
しょうがをたっぷり加えて炊き込んだ「しょうがご飯」。
蓋を開けた瞬間にふわっと広がるしょうがの香りがたまらない一品です。いつものご飯にしょうがと油揚げを混ぜ込むだけの手軽さがうれしい、ぽかぽかご飯です。
【ホットドリンクで】
しょうがのスライスに、たっぷりのスパイスも煮出して淹れるチャイティー。
スパイシーな香りとほんのりした甘さが寒さでこわばった体をほぐしてくれます。
ちょっとのどの調子がよくないな、というときにお勧めのぽかぽかドリンクです。
【万能調味料として】
すりおろしたしょうがに倍量のみりんを加えて火にかけ、沸騰したら10分ほど弱火で煮詰めると、料理にもお菓子にも使える「しょうがみりん」の出来上がり。
しょうが、みりんを入れる和食にも使えますし、クッキーやドリングに加えてもおいしい便利なぽかぽか調味料です。
この冬、しょうがのぽかぽかパワーを是非お役立てください。
参照:「知っておきたい栄養学」(gakken)
(オフィシャルメンバー:戸根みちこ)